こんにちは。
神奈川県大和市 三浦ボイストレーニング・声楽教室 三浦志保です。
今日は懐かしい場所での懐かしい発表会に、お客さんとして伺いました。
↑こちらは私の母校・神奈川県立横浜平沼高校。
ここは普通の県立高校ですが、私の通った当時、名物音楽科教師として知られていた佐藤一夫先生という面白い先生がいらっしゃって、音大を目指す生徒が集まる学校でした。私が入学した年にも進学先として東京芸大、武蔵野、国立などの音大や横浜国大教育学部などが掲示されていたので、気合が入った気がします。
といっても私の頃は、最終的に音楽系を受験したのは10人弱だったと思いますが。

それでも三年生時には、佐藤一夫先生が音大受験者を集め、調音からコールユーブンゲン、コンコーネ、楽典などを授業でしっかりやってくださり、今にして思えば本当にありがたいことでした。
だいたい私は中学卒業の時点で、この高校に進学することになったからにはやはり音大に行こう!と思っていたので、高校に入ってからは全く普通の勉強をしなくなりました(;^_^A
一番ひどいのは数学で、もう全然わからないし、これっぽっちもわかろうとも思っていなかったので、本当にヤバかったと思います。
サインコサインタンジェント?←これ、なんにもわからなかったです。お経の一種くらいに思っていました。(今も言葉を知っているだけです…よく卒業できたわ〜。)
そんなわけで、音大に行こうと思ったけど、周りを見渡せば自分はピアノがそれほど上手いわけではないということが、実は中学卒業時点ではっきりわかっていました。なぜならば、中学の同期で卒業時に桐朋のピアノ科や芸大附属のバイオリンに進んだ子がいて、その人たちの凄さと練習量を知っていたので(^_^;)
それで「そうだ!歌おう!!!」と思ってしまったんです。
どうしてかわからないけど、なぜか自分は歌えると思っていて、歌はピアノやバイオリンほど練習しなくて良い、むしろ歌い過ぎはいけない、みたいなことをどこかでききつけ、こりゃうってつけだとか思っていました。ほんとアホです。今思うと知らないってほんとに恐ろしいε-(´∀`; )
それで学校で周りの音楽選択仲間に私は歌を習おうかな、とチラッと言ったら、仲良しだったやっこちゃんが「私のピアノ教室、旦那さまが芸大の声楽の先生なんだよ〜。」と教えてくれました。
そこで伺ったのがY岡先生でした。
Y岡一家はやっこちゃんの先生だったY子先生と旦那さまのI男(←仮)先生、お二人とも声楽家で、お嬢さまのSさんは、私が平高入学時に芸大に入られた、高校の先輩でした。
Y岡家の先生方には、本当に手取り足取り、散々お世話になりました。
とにかく私は東京芸大というところに行きたかったので、I男先生に声楽を、そして新曲やソルフェージュをS先輩にがっつり指導していただきました。
そう!私の声楽家としての第一歩・初歌唱舞台は、こちらのお教室の発表会。
確か『ジャンニ・スキッキ』〜私のお父様 を歌ったと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました\(^^)/