天女座は、まちかど楽器博物館でもあります。

今日は、天女座でもっとも古い楽器を紹介します。

1913年、大正2年の日東ピアノです。
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何年間か前に、三重テレビの番組に出ていたら、

電話がかかってきました。
「古い子供用の縦型のピアノがあるんやけど」
「分けて頂けますか?」
「いいですよ。」
何日かして、津のその方のお宅に見に行きました。

「わあ!珍しい!」

「わしが、家の洗い出しの仕事をしていた時に、九州の豪族の方が、津に転勤に来られて、家を洗い出ししたお礼に貰ったピアノなんや。いままで、30年間、誰に言われても、売らなかったんやけど、あんたやったら、売ったりせずに大事にしてくれると思って。」

おじさんは、私のいい値で、あっさりとピアノを譲ってくれたのでした。

インターネットで調べたら、東京に日東楽器工業というのがあったらしく、須賀亀商店という名前までしか、わかりませんでした。

九州から、津へ。津から天女座に。

またまた物語が生まれたのです。