昨日は、天女神楽の練習でした
因幡の白兎のシーンが可笑しすぎてお腹がよじれる程笑いました
演出家で俳優の丹下さんと終わってから映画談義になり、黒澤明監督は、こだわりで、赤ひげの映画の時に、背景にある昔の薬箱の中には何も入ってないと知り激怒
薬箱の中を撮すシーンはないのに、薬箱に薬ビンを用意させたそうです
また、別の映画で、主人公の女性が病に倒れて寝ていて、枕元に恋人からの手紙の束があったのですが、その手紙の中にちゃんとした恋文ではなく、適当な紙が入っていたのにも激怒
そのこだわりのすごさに、スタッフがついていけないと、辞めたくらいでした
しかし、物作りは、そこまでこだわらないと空気が伝わらないのです
音楽でも、曲を作った時にきちんと想いを乗せないと伝わらないんです
私の想いが、そのままでなくても、その聴き手の人生を重ね合わせて、感動が生まれるのです
黒澤監督のこだわりに、襟を正した思いでした













