住宅街の細い道をぬけ

ナビの案内でやっと到着


ここが児童養護施設なの?


イメージとは違い

広い駐車場

素敵なお家が並んでいます家家家家


その軒下で、数人の大人と子供建が

水遊びをしています


ドキドキしながら

事務所と書かれた建物に行きチャイムを鳴らすと

担当の職員さんが来てくれました


施設の説明、子供達の境遇、どんな風に生活しているのか…


一泊する予定で来ましたが

家が市内で近いので、朝早く来ることを条件に

夜は家に帰れることになりました


男子棟、女子棟にそれぞれ別れて、丸一日

一緒に過ごさせてもらいます


職員さんに連れられて行きます

「お邪魔します!」


まだ、新築の香りがしそうな玄関

入ると吹き抜けで

すぐにダイニングとキッチン

2階に続く階段が見えます


誰もいない⁉️


奥からこの部屋の担当の職員さんが出て来ました


「里親研修の満天さんです」

「じゃ、お願いしますね」


「はーい」


「よろしくお願いします」

「満天です」

「何をすればいいのですか?」


「まあ、いいからいいから」

「荷物ここに置いて」


「そしたら…今、子供達がお風呂に入ってるから手伝ってあげて」


さっそく、大変な事を言われましたが

「はい、やってみます❗」


バスルームに行くと確かに子供がいました

中で大騒ぎしてます

「こんにちはー」

「お手伝しますよ」


浴室が開いて

スクール水着の女の子が二人

水かけっこして遊んでいますルンルン


「もう上がりなさいよ!」と職員さんが

「はーい」


笑いながら、自分達で体をふき

着替え始めました


私、何手伝えばいいのでしょう?


「ちっちゃい子の方、髪乾かしてあげて」


「はい、わかりました」


ドライヤーで、細く柔らかな髪を乾かします

人懐っこく、おしゃべりが止まりません

すぐに乾いちゃいました



「じゃ次、乾かしますよ」

小学生ぐらいの子に言います


「え、乾かせるよ…でも、願いします!」


「はーい」


お話しながら乾かします

長くてしっかりした髪


この子は小学三年生

先ほどの子は保育園の年中さん


姿は見えませんが

中学生の子が3人、高校生が1人

いるようです


洗面台には、大きな子が使う

お化粧道具が置いてあります


「これ、かまうと怒られちゃうんだ」

この子も人懐っこく可愛らしい



「こっち来て」

乾かし終わると、ダイニングに連れていかれ


「おやつ食べよう❗」


自分専用のかごから

お菓子を選んで、残りはしまいました


「これあげる」

「私も❗」


グミとお煎餅をもらいました


「ありがとう、嬉しい」


一緒におやつを食べました

その後、絵を描いたりおもちゃで遊んだり

ずっーと、三人で遊びました


夕方、職員さん交代です


夕食の時間

調理師さんが、料理を持ってやって来ました


盛り付けは、職員さんが中心となって準備します

二階にいた中学生も、手伝いに降りてきました


高校生は、バイトに行ってるので

帰って来たら食べるそうです


みんなの分を、均等に盛り付けました


ダイニングテーブルに夕食が並びます


「いただきます❗」


職員さんが聞き役

まるでお母さんみたい

みんながお話しますニコニコ


とくに中学生さんは

たくさん話を聞いてもらっていました


後片付けをみんなでして

順番にお風呂です

大きいお姉ちゃんから入ります


ちびっこ達は入らないと主張

昼間、シャワーしたので

着替えて、お布団を敷くことになりました


リビング横の和室

押し入れから自分の布団を敷きます


まだ、早いので

小上がりにある、テレビを一緒に見ます


8時半、保育園児が寝る時間になりました

職員さんが聞きます


「○○ちゃん、満天さんにトントンしてもらう?」


「うん」


私、寝かしつけしたことないけど…

大丈夫かしら?


一緒に和室に行き、お腹をトントン

ちゃんとお布団に入り、目をつむる

可愛いラブラブ


少しすると寝息が聞こえてきます

もう寝ちゃった❗


「もう寝ちゃいました」


和室から出てくると

バイトから帰ってきた高校生が、ご飯中でした


「こんばんは、お邪魔してます」


「どうも」


小上がりでは、小学生と中学生のお姉ちゃんがじゃれています


いつもこんな感じなのかな


「満天さん、そろそろ帰られます?」

職員さんが聞いてくれました


「はい、ではそろそろ…」


男子棟にいる旦那さんの方にも

連絡してもらって

この日は帰らせてもらいました


明日は、6時半に来ることになりました