ずっと会いたいと
早く会いたいと
思っていた

次男のお友達と、ママさん。

コロナを理由に
ばぁばの闘病を理由に

なかなか会いに行けなかった

でも本当は、会いに行ってしまったら、
全部が現実だと思い知りそうで
認めたくなくて

逃げていたような気がする


情けない
ちっぽけだ





笑っている写真のお友達のお顔は、私もよく知っている笑顔だった。
お部屋には、次男も一緒に作ったであろう、ドラえもんのアイロンビーズがあった。

うちにも、同じのあるよ。
次男が○ちゃん、アイロンビーズすげーうまいんだよ~って言ってたよ。

ああ、本当にお空の虹を渡ってしまったんだね…


次男に彼女の話をしたとき

「なんで!おれたち、まだ9歳なのに…」

と、言ってそれにり何も言わなくなった。
院内学級でいつも、隣の席だった彼女。
だらしない次男の世話をよくみてくれた。

次男なりに、いろんなことをいろんなふうに感じ、考えたんだろう…


ママさんは気丈にも、私の相手をしてくれた。

次男と同級生のママ
実はビックリ!実妹の独身時代の職場の仲間だった。
そして、伺ったご自宅は私が独身時代によく遊びにいっていたお店の目と鼻の先…

いろんな
いろんな
巡り合わせで繋がったんだな…

穏やかに話す彼女。
あの空気感はそのままだけど
深い深い悲しみは半年たっても、
3年たっても、変わらないんだろうな…


同じ気持ちにはきっとなれないけど、
寄り添うことはできるかもしれない。
あの頃のがんばってたあの子の姿を心に焼き付けておくことはできる。

キレイごとかな…


ああ、でも、私なんかがおこがましい…



いろんな話をしながら、笑ったり、泣いたり、それをまるで、

「ママたち、まーたしゃべってるー!ながいー!」

と、言いながらほっぺを膨らめてみてるあの子の姿が思い浮かぶ…

ホント、そう言ってそうだよねってママも笑った





虹を見るたび、思い出すから。
きっと絶対、思い出すからね。