院内学級。

担任じゃないけど。
次男が大好きな先生。

S先生は、毎日必ず顔を見に来てくれる。

一般病棟に移って院内学級に行き始めた頃、次男は、主治医にも看護師にも、もちろん、院内学級の先生にも心を開かなかった。
話しかけられても、そっけない返事。


それでも、S先生は必ず毎日声をかけに来る。

そんな先生に、次男もやがて心を開き、次第に自らからみつく(笑)ようになった。
カンチョーしあったり(笑)ウノ対決してたり、こっそりゲームしていたり。

もちろん、算数もしっかり教えてくれた。担当じゃなくても、わからないと言えば、わかるまで教えてくれていた。

院内学級の先生は必ず週1回の病棟カンファレンスに参加していて子供たちの病状や体調など、学習の進捗状況以外にも把握してくれていた。

学級にいけない日は、先生がベッドサイドにきて授業をしてくれた。
授業もできないほど体調がよくないときは、ただただ、絵本を読んでくれたり、体をさすってくれたりした。

ありがたかった。

大好きなS先生。

小学校の担任の先生は絶対ここまで密ではない。

学校、医師、看護師。
この連携がとれて初めて安心して学習できたり、治療に専念したりすることができた。