みなさま、おはようございます。
先週の白い世界とは一転、
今日はきれいな青空が広がる気持ちのいい天気です。
ぞうの親子がQronikに到着しました。
ドイツDresdner Bank(ドレスナーバンク)が70年代にノベルティーとして制作した、ゾウの貯金箱。名前はDRUMBO(ドルンボ)。
世界で最も有名な企業ノベルティです。
ベルリン出身の工業デザイナー、ルイジ・コラーニがデザインしたという説もありますが、実際は不明。
それでも、少ない要素で構成されるシンプルなフォルム、洗練された曲線とくっきりとした色使いはさすがドイツデザイン。
1872年、ドレスデンで株式会社として設立されたドレスナー銀行。設立当時はわずか30人の従業員。
現在はコメルツ銀行参加としてドイツの大手銀行の一つです。
アメリカからの投資が一斉に引き上げられ、ドイツ金融界全体の信用も揺らいだ世界恐慌時代。
その後、ナチスと結びついたドレスナー銀行は、ユダヤ系金融機関の吸収やナチスの諸事業への融資など、“ヒトラーの銀行”として暗躍し、戦後には大きな社会的責任を追及されました。
こんな暗い過去を持つドレスナー銀行ですが、このDRUMBOはそんな歴史を感じさせないくらいの愛くるしさがあります。
まずは黄色の親ぞう。
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底部には鍵で開けられるフタがついており、好きなときに開閉できます。
鍵も一緒に見つけられることはとても少ないので、ラッキーなDRUMBOです。