前夜祭の昨夜
夜中2時ごろ帰ってきた旦那
一日ほぼフル活動
動けて
楽しめて
良かった
と、思う反面
心配もつのる
カート腹水治療のお陰もあり
楽になったとは言え
ステロイドやオキシコドン
薬で無理やり動かしてる身体。
前夜祭でこれなら
本番はどうなるんだ
もつのか体
そして本番の今日
朝5時から出かけ
一旦帰って来て
朝食&薬を飲んで
1時間ほど仮眠
9時頃また出かけ
その後ほぼ出ずっぱり
午後2時頃
一旦休憩に帰ってきたけど
親戚のおばちゃんとかち合い
休憩できず
そのまままた出かけた
午後3時半
家の前に
屋台が止まる事になっています
祭のお仲間さん達の心遣いです
皆、旦那を思ってくれて
うちの家の前に
1時間も
屋台を止めてくれるとのこと
太鼓にお囃子の活気ある音が
まるで
癌に、
旦那の体から出ていけ
と、追い払ってくれているように感じました
旦那、太鼓叩きたいだろうけど…
叩く体力あるのかな…?
家の前に止まった時にだけ叩くよ。
とは言っていたけど…
その時を今か今かと待ちます
その瞬間を残しておこうと
息子は写真を
私は動画を担当
話し合って
役割を決めました
旦那の太鼓を叩く姿を見るのは
久しぶりです
コロナで祭自体が4年ぶりの開催
というのもあるけど
そうでなくても
祭にはあまり関心がなかった私は
祭に足を運ぶことも
あまり無かった
なのでほんとに
久しぶりに見る姿です
旦那がついに
太鼓を叩きはじめました
すごいっ
ほんとになんと言うか…
イキイキしています
大袈裟だけど
輝いている笑
あの太鼓のバチ
すごく重いのに
あんなの持って
あんなに大きく動いて
精一杯の気力で叩いている
旦那の周りに
祭仲間が集まって来て
掛け声をあげながら
盛り上げてくれています
旦那の晴れ姿に
動画を撮りながら
一気に涙が
手も震えてブレブレ
この目にも
しっかり焼き付けたくて
スマホ画面を見ながらも
旦那の方も見たいから
なんだか大忙し
叩き終わったら
太鼓の下に入り込んだまま
少しの間
うずくまっていた旦那
えっ
大丈夫かな?
泣いているのかな?
え
力尽きた?
すぐに出て来て
涙でくしゃくしゃの顔で
皆に大きな声でお礼を叫ぶ
そんな旦那を見て
本当に良かった
心配など忘れるくらい
心底そう思いました
その後もずっと
笛を吹き続ける旦那
時々手拭いで
目と鼻をゴシゴシ
一時も休まない
ずっと吹いてます
そんな旦那の姿を
ひたすら録画し続けました
息子もしっかり
写真を撮ってくれています
旦那の昔からの親友さんが
今年20年ぶりに
祭に参加してくれました
旦那と、
旦那の大好きな祭で
共に時間を過ごす為に
復活してくれたのです
親友さんが叩く
20年ぶりの太鼓に合わせて
笛を吹く旦那
そんな2人の姿も
動画に収める事ができました
その後も
屋台は町を回り
旦那は
ほぼ休憩など取らず
参加し続けました
旦那の周りには
仲の良い祭仲間が
常に誰かしら居てくれるので
安心です
車イスで参加している後輩くんも
仲間にフォローしてもらいながら
祭を楽しんでいます
良い関係だなぁ
数メートル離れたところを
歩いて付いて行きながら、
楽しそうに
仲間と話している後ろ姿を
写真に収めました
そろそろ疲れてきてるはず…
聞いても、
大丈夫、大丈夫
と言うけど…
しつこく心配すると
本当に大丈夫だから、と
旦那は
命を削ってでも
この祭を
やりきるつもりなのでしょう
幸せそうな旦那の姿に
私も幸せを感じながらも
同時に不安も大きくなります。
せっかくの
仲間同士のお祭り
あまり私が
監視員の様に
貼り付いていても
嫌だろうなと思い
私は家に帰りました。
2時間後
本日の祭が終わり
仲良しだけで集まる
食事会を我が家で
親友さん、
更に出来上がっており
食べてるお煎餅のほとんどを
膝の上に落とす
私は支度だけしてして
2階に上がり
0時頃お開きになった頃
また下に下り
旦那と今日の感想を会話
どうやら、
親友さんが酔っ払い過ぎて
旦那はヒヤヒヤしていた様です
20年もたつと
祭のあり方も変わっている
昔とは違うんだよ
あいつはそれを分かってない
と言う旦那…。
先輩達に申し訳なくてさ
謝ったよ俺
と、言っていました
それで途中から
元気無かったんだね
私は祭の事は
全然分からないからアレだけど、
親友さん、
私に旦那の事熱く語ってくれたよ
旦那の為だけに
20年ぶりに出てくれたんだよ
色んな思いがあって
きっと羽目を外しすぎちゃったんだね
私的にはだいぶ面白かったけど
と、笑うと
旦那も笑ったので
少しホッとしました
動画撮ってあるから
見せてあげれば良いよ
オマエ、こんなだったんだぞー
って
きっと反省するよ
などと話してから
「おやすみ」をしました
なんとか今日も無事終わりました
まだ明日もある…
最終日…
なんとか、どうか、どうか
笑顔のまま終われます様に
その後…
どうか怖いことになりません様に
親友さんとも
笑顔で過ごす2人が
また明日も見れます様に