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こんばんは、おはぎです。
インフルエンザがとても流行っているようですが、皆さん体調はいかがでしょうか?
ここ数日は少し寒さも和らいでいましたが、来週にはまた寒波がやってきて寒くなりそうですね。
体調管理も難しい季節ですね。
さて、前回の記事の続きです。
子宮内の組織をとった結果は癌細胞あり
MRの結果は再発は認められない
という結果。
これは一体どういうことなのか…
一般的に子宮癌が認められる場合は、子宮にプクッとした(かたまり)できもののような形のものができ、子宮内膜が一部厚くなるという現象が認められます。
そのできものや一部不自然に厚みがある部分が、エコー(超音波)やCT・MRを撮ることで画像上に認められるのです。
私の場合は、そのできもののようなものは全くなく、子宮内膜の厚みも正常であるため、画像(エコー・CT・MR)ではがんが見つけられないという婦人科の医師の説明でした。
しかし子宮の組織をとってみると確実に癌細胞が存在する。
ということから、医師が考えるには…
内診(いわゆる足を広げて子宮内を見る診察)をして子宮内からエコーをした画像と、MRの子宮の画像をよくよく見てみ見ると全体的に正常な色とはちょっと違う。
ということから推察すると、子宮の一部に癌ができているのではなくびまん性のものではないかということ。
*びまん性…病変がはっきりと限定することができずに広範囲に広がっている状態
わかりやすく言うと、かたまりではなく子宮全体にまだらに癌が存在している状態ではないかということでした。
そしてびまん性の子宮への再発があるということは、おそらく血行性【けっこうせい】のものではないかと。
私の場合は転移の大元であった卵巣は手術で摘出したため、おそらく残っていた癌細胞が血液にのって再発した可能性が高いという見解でした。
*とった細胞の特徴から、膵臓癌の転移ではないことは確認できています
さて、ではこの再発したがんの治療はどうしようか…
という話になりました。
今のところ膵臓がんはそのままであるものの、大きくなってはいないので抗がん剤治療は休薬中であるということから、婦人科で抗がん剤治療をしましょうか、という医師からの提案がありました。
ここですかさず、きなこは
「先生、手術はしてもらえないんですか?」
と。
医師は、
「う〜ん、手術が絶対できないというわけではないけど…」
と。
その後は手術をすることのリスクやらなにやらいろいろ説明を受けました。
全体的な話の流れから、医師は抗がん剤治療をしたほうがいいというニュアンスだと受け止め
「おはぎさんの希望としてはどうですか?」
と聞かれたので
「じゃあ、ケモ(抗がん剤治療)でおねがいします…」
と答えました。
その後医師は、
「これは今の段階での見解ですけど、婦人科の医師の中で話し合いをして、その結果を踏まえて最終的に決定しましょう」
ということで、この日の診察を終えました。
診察をおえてからきなこは
「なんで手術がダメなの?」
ブツブツ、ブツブツ…
と、ご機嫌斜め。
もちろん医師は手術はできないとは言いきっていませんが、どうやら納得がいかない様子…
私は
「そりゃぁ、手術してもらえるんならやってもらいたいけどさぁ…」
「なんか先生はケモ(抗がん剤治療)押しだったじゃん?」
そしてしばらく二人で、あぁーでもないこーでもないと答えの出ない話し合いが続いた。
もちろん手術でがんがとりきれるとは思っていないので、手術してもらってからそのあと抗がん剤治療じゃダメなのか…
医師は、手術するにしても(他の)予定がつまっているからすぐにはできない可能性が高いって言ってたけど、それだったら術前に抗がん剤をやって、その後手術をしてもいいんじゃないか…
婦人科の抗がん剤治療はやったことはないけど、やっぱり5年治療をやってきたので、またあの副作用があるかと思うと辛い…
子宮にがんがあるのがわかっている状態で、また抗がん剤をやり続けると大きな不安が常につきまとう…
まずは手術でわかっている子宮のがんをとってもらい、そのあとの抗がん剤治療だったら納得して治療に向き合えるんじゃないか…
またエンドレス(終わりのない)の抗がん剤治療が始まってしまうのか…
そうこうしているうちに、また膵臓の状態が悪くなってきたらどうなってしまうのか…
と、言い出したらキリがない不安やいろんな思いが二人の間であふれだしました。
ひとしきり、お互いの思いを吐き出し、
もういいや、お正月はおいしいものいっぱい食べて楽しもう!
と、新しい年を迎えました。
そして年が明け、1月11日(木)もともと消化器内科(膵臓)の医師が予定してくれていたCTがある日の朝、スマホに病院からの着信がありました。
え?病院から電話???
なんだろう…
と電話にでてみると、婦人科の医師でした。
えっ、先生がわざわざ電話してくるってなんだろう…(心の声)
医師からの話をまとめると
婦人科内の医師の間で話し合いをした結果、抗がん剤治療がいいという医師と、手術をしたほうがいいという医師がいて意見がわかれている、と。
今日CTがあるからその結果を見てからまた夜電話をするので、それで方向性を決めましょう。
ということでした。
やったぁ〜、もしかして手術してもらえるのかな???(心の声)
と、少し希望を持ってCTに行き、夜医師からの電話を待ちました。
心待ちにしていた電話がきました。
「診察前に電話でCTの結果を言ってしまうのはあれなんですけど…
CTは特に変化はありませんでした。」
と。そして、やはりCT上では再発を認める画像は確認できないと。
その他の場所にも特に何も見つからないと。
そして細かいことは忘れましたが(おぃ)いろいろ説明を受け、このCTの結果を踏まえてもう一度婦人科の医師の間で治療方針を検討させてほしいということでした。
電話の最後に医師は
「おはぎさんの希望を確認させてください」
と、言われたので
「やってもらえるものなら手術をしてほしい」
「その後に抗がん剤治療をしなければならないことはわかっているので」
という感じで答えました。
医師は
「では、それを踏まえたうえで検討してみます」
といった感じで電話は終わりました。
時間にすると結構長い時間話しましたが…。
そして翌日1月12日はもともと診察の予定だったので行きました。
が、医師同士の話し合いは曜日が決まっていて、診察に行ってもまだ結論は出ていないのはわかったいたのですが、もう少し医師に話を聞いておきたいと思ったので診察を受けにいきました。
っていうか、わざわざ電話で話さなくてもこの日の診察の時に話してくれればよかったんじゃない???
と思ったのですが、まぁいっかと深く考えずに行きました。(苦笑)
この日の診察ではもう一度自分の希望を医師に伝えました。
手術してほしいこと
手術の日にちがだいぶ先になるようなら手術前にも数回抗がん剤治療をして日にちを待つ方法でもいいこと
などなど
その後医師は
「もし手術となれば、おはぎさんの場合は骨髄抑制(白血球・好中球減少)がどれくらいで回復してくるかわからないし、万が一回復が遅く、予定していた手術がキャンセルになりまた予定を入れるとなると(日にちが)先になってしまうから、できれば多少無理してでもなるべく早くに手術を予定して、術前の抗がん剤治療はせずにやりたい」
と言ってくれました。
もちろんそれができるかどうかはわかりませんが、という前提で。
私は術前の抗がん剤治療を覚悟していたので、またまたそれが実現したらいいなぁ〜と、期待をしていました。
もちろんきなこも。
そして婦人科の医師同士の話し合いが翌週1月15日の夜にあるというので、その結果を電話で教えてくれるということになり、電話を待ちました。
ここまで書きましたが、また随分長くなってしまったので一旦アップしておきます。
話をひっぱるつもりはないのですが、この時の私やきなこの気持ちをきちんと書き残しておきたいので、お付き合いくださればと思っています。
では恒例の、内容とは関係ない画像を。
あっ、関係なくもないか…(独り言)
年末の誕生日に誕生日会をしてくれたのですが、きなこと子ども達がプレゼントをくれました!(喜)
この時はもう抗がん剤治療をすると決まっていた感じだったので…
予定されているTC療法(婦人科の抗がん剤)の副作用で、おそらく髪の毛が全部抜けてしまうのと、末梢神経障害(手足のしびれ)がでることが予測できているので、それを考慮したものをプレゼントしてくれました!
足のしびれがでてもいいように、あったかスリッパ
手のしびれで水仕事がつらくなるので炊事用のゴム手袋
寒くないようにと大好きなフレンチブルドック柄のブランケット
そして血糖があがりにくいおやつのアーモンドとカシューナッツ
私のことを考えて選んでくれた気持ちが嬉しいですね!
ありがとう!!!





