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膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

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こんばんは、おはぎです。

 

夜中のアップをお許しください。

 

 

 

10月1日に、京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されましたね。

 

 

今日はこのことを機に、がんの治療について自分なりにまとめて書き残しておきたいと思います。

 

 

一昔前まではがんには3大治療があると言われてきました。

 

ここに第4の治療として「免疫療法」というものが確立しつつあるのです。

 

正確に言うと、免疫療法というものは以前からあったのですが、期待されるほどの効果がなかったのが実状なようです。

 

京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授がPD-1とういう分子を発見したことによってオプジーボ(ニボルマブ)という新薬ができました。

 

このオプジーボ(ニボルマブ)が、今はがんの種類によってはすでに標準治療として実用化されていて、今回ノーベル賞をとることで脚光をあびているという流れですね。

 

 

では順を追って3大治療についてまとめておきたいと思います。

 

1.手術(外科治療)

 

2.薬物療法(抗がん剤治療)

 

3.放射線治療

 

 

1.手術(外科治療)…手術でがんを切除すること

 

【メリット】小さな転移がなければ完治の可能性が高い

      転移の範囲が狭ければ除去が可能

 

【デメリット】検査ではわからない小さながんがある場合は、再発の可能性がある

       体にメスをいれるため傷の治癒や全身の回復に時間がかかる

       臓器などを切除するので体の機能が一部失われる

 

2.薬物療法(抗がん剤治療)…薬を使う治療

 

【メリット】全身に対して治療の効果が期待できる(離れて転移していても)

      手術や放射線治療で取り除いたつもりでも、再発のリスクを抑えることができる

 

【デメリット】がん細胞以外の正常な細胞にも影響を及ぼし、副作用を伴うことが多い

       がんの種類によっては効果があらわれにくい


      

3.放射線治療…放射線をあててがん細胞を死滅させる局所療法

 

【メリット】身体への負担が小さい

      手術に耐える体力がない人、抗がん剤治療が受けられない人でも治療可能である

     (手術などで臓器を取り除いたりするのとは違い)体の機能を失わずに治療できる

 

【デメリット】皮膚・粘膜の炎症や白血球減少などの副作用がある

       1回の治療は短時間だが、毎日治療をしなければならない

       放射線があたる部位にしか効果がなく、あたっていない部分のがん細胞は死滅しない

 

*放射線療法としてよく使用されるのはX線ですが、粒子線を使う陽子線治療や炭素イオン線を使う粒子線治療も実用化が進んでいます

 

 

以上のような3大治療は必ずしも1つを選択するわけではなく、病状によっては手術と抗がん剤、手術と放射線などと組み合わせて治療することもあります。

 

 

では、私も行っている抗がん剤治療についてもう少し触れておきたいと思います。

 

抗がん剤というのは作用の仕方によっていくつかの種類があります。

 

化学物質によってがんの増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療を「化学療法」と呼びます

 

・がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえ、それを標的にした薬である「分子標的薬」を用いて行う治療を「分子標的治療」と呼びます

 

・がん細胞の増殖にかかわる体内のホルモンを調節して、がん細胞がふえるのを抑える「ホルモン剤」を用いた治療を「ホルモン療法(内分泌療法)」と呼んでいます。

 

 

病院によっては、抗がん剤治療を行う部屋を「化学療法室」とか「化学療法センター」なんていう呼び方をしているところもありますね。

 

膵臓癌の治療で言うと、ほとんどが化学物質による化学療法で、私が今行っている卵巣癌の治療である「TC療法+アバスチン」のアバスチンだけは分子標的薬です。

 

ホルモン療法は乳癌や前立腺癌の方が使うことが多いです。

 

今は全体的には化学物質による化学療法であることが多いと思います。

 

 

 

では、皆さんは抗がん剤に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

・吐き気があってつらそう

 

・髪の毛が抜ける

 

・からだがだるくなり、動けない

 

といったイメージが強いのではないでしょうか?

 

これらは全て副作用といわれるものですね。

 

副作用が出ること多い(必ずしも初回からすぐに出るわけではありませんが)のが抗がん剤の残念なところですよね。

 

ではどうしてこの副作用がでるのか…?

 

 

 

と、ここまで書いたところで長くて疲れてしまったので次回に持ち越しますね。(汗)

 

 

 

では恒例の内容とは関係ない写真を。

 

コメントのほうで、るいさんが最近はミシンを使ってないのですか?という質問があったので…

 

最近は全くミシンは使っていなのですが、何ヶ月も前に作った作品をお披露目しておきます。

 

我が家のわんこの散歩のときに持って行くバッグ(既製品)がかなりくたびれてきたので、自分で作ってみようと挑戦しました。

 

フレンチブルドックがらの布を見つけたので即決購入。

 

 

 

できたバッグがこちら↓

 

底の部分は汚れやすいのでビニール素材のもので(すでに使い込んでいるので少々汚れているのは見逃して下さい)

 

 

 

中も汚れやすいので同じくビニール素材で、しつけ用のおやつやらいろいろ入れられるようにポケットもいくつか作りました。

 

 

 

そしてうちのわんこフレンチブルドック オスのアトム

 

メスのアリス(ピンボケですが)


フレンチブルドックは皮膚が弱い犬種なので皮膚病に苦戦していますが元気でやってます!
 
 

 

 
 

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