
きなこです

報告が遅くなりすみません。
14時30分に手術室に入り、硬膜外麻酔を背中から入れて、そのあと麻酔のため抹消の血管に点滴を留置して、麻酔をかけ、挿管チューブを入れ人口呼吸器をつないで手術までに1時間。
お腹を開いてみると卵巣以外の臓器は全く見えないくらいに埋め尽くされていたそうです。
安全に卵巣の状態を見るために(卵巣が腸や尿管等に癒着(ゆちゃく)していないか確認)お腹を10cmほどさらに伸ばして切ったそうです。
癒着は全く無くて、無事に右卵巣を切除。
続いて左の卵巣も大きくなり始め癌が広がっていた為切除して、閉腹(お腹を閉じる事)したそうです。
切除した時点で主治医から呼ばれて、両親、お姉さん、私で説明を受けました。
17時40分くらいでした。
私はドアに向かって座っていたので、先生の顔が1番に見えて、切除した卵巣も見えました。
「臓器を中に入れても大丈夫ですか」と聞かれ、「お願いします」と答えました。
右卵巣はなんと....5Kg
あまりの巨大さにみんな大きな声をあげました。
この卵巣9月に撮ったCTよりもさらに大きくなっていました。
こんな大きなものがお腹にあればそれは苦しかっただろうと容易に想像出来ました。
卵巣を見て「おはぎ..苦しかったね」と言いながら写真を撮っていました。
(写真はとてもupできるようなものではないので控えますね)
左は60gでしたが正常と比べたら大きくなっていました。
本当に本当に苦しかったと思います。
よく耐え続けたと思います。
おはぎよく頑張ったね。
ICUに入室できたのは18時30分くらいでした。
「おはぎ...わかる?頑張ったね」と言うと少し涙を流していました。
大きく、うんうんと頷いて「わかるよ」と。
しっかり受け答え出来ていました。
「よく頑張ったね」と声をかけました。
「5キロあったんだよって言うと驚いていて、お腹はびっくりするくらいぺちゃんこなっていました。
この写真はいずれおはぎが術後の苦しさや辛さから解放されたらupすると思います。
しばらくお待ちくださいね。
張り詰めた気持ちがフッと途切れて、今酷い頭痛に私は襲われてます。
今日は少し眠れそうです。
ご飯も喉を通らなかったけれど少し食べれるような気がします。
おはぎを苦しめた卵巣が無事に切除出来た事も嬉しかったけれど、おはぎが無事であった事が1番嬉しい。
そして家族の安堵の顔が見れた事も嬉しい。
それから、膵臓は見られなかったけれど、下腹部はとても綺麗で腹膜播種やリンパ節への転移も肉眼的には無かったとの報告。本当に本当に良かった。
「今取って置いて良かったんだよ」と先生から言われた...このままこの卵巣をしていたらどうなっていたのかと想像したら本当に怖い....
消化器の主治医の先生が手術する為の環境を整えて頂けたこと、婦人科の主治医の先生が「QOLを高める為に手術しましょう」と引き受けて下さり執刀してくださった事、形成外科の大好きな先生が見守り縫合を綺麗にして下さった事...緩和ケア認定看護師のNさんの常に前向きに支えてくださった事、おはぎの手術を応援して見守って下さった全ての方々に感謝して今日を締めくくろうと思います。
本当に本当にありがとうございました。
今後もおはぎらしく生きられるよう1日1日を大切にしていきます。
先輩の「おはぎちゃんまだまだ頑張れるよ」の力強い言葉。まだまだ頑張ります。
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