もう一度お逢いしたかった | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

おはようございます虹
きなこです。

向日葵さんより私たちのLINEに連絡が入ったのは昨日の朝方....
クララさんが旅立たれたと....

クララさん、治療辛かったですね。
苦しい治療頑張られましたね。
芯が強く、優しさ溢れるクララさん。
私たちもクララさんを見習い頑張っていきます。
ゆっくりゆっくり休んでくださいね。
謹んでお悔やみ申しあげます。
クララさんのご主人を始めご家族の皆様の哀しみを思うと心が張り裂けそうに痛みます。
ご家族の皆様が心を合わせて、強く生きられますようお祈りいたします。



夜勤が終わり、おはぎに連絡しようとした時に向日葵さんからの報告を読み、一気に力が抜けてしまいました...
「きなこさん、大丈夫ですか?帰りましょう」と同僚に言われるまで携帯を握りしめて遠くを見つめぼーっと椅子に座っていたみたいです。
気持ちが不安定で、急に涙が溢れたり、眠くてもしっかり眠れなかったりで...
夜中にクララさんが我が家に来て、
「またこんなに洗濯物貯めたのね~ちゃんとたたまなくちゃダメよきなこさん。おはぎさんは辛いのよ。だからきなこさんがやってあげなくちゃ。」
と笑って我が家でくつろぐ夢を見ました。
あっ!クララさん!!と思って飛び起きました。
クララさん我が家に来てくれていたのでしょうか??
またもう一度泣いて、そしたら気持ちが少し落ち着いてブログ書き始めました。
気がついたらまた寝てて、
「きなこさん、ブログ書かなくていいの?おはぎさんを助けてあげてね」
クララさんから肩をポンポンとされる夢を見て起きる。
クララさんがやっぱり遊びに来てくれたんですね

クララさんとの出逢いは皆さんのお力を借りて実現したものでした。
入院されている病院に到着して、病棟に入ると、向日葵さんが私たちに気がつき呼んでくださり、病室の前の談話コーナーのようなところにあんないされるとそこに誰よりもニコニコして大きく手を振るクララさんがいらっしゃいました。
おはぎの手を握りしめてずっとお話しされていました。
「お腹苦しいでしょう...辛いわね。この苦しさは闘病している私たちにしかわからないわよね」とお腹を触りずっと撫でてくれていました。
私たちが伺ったときにはクララさんはフェントステープ4mgがベースでオプソ10mgを1日5回レスキューで使われるほど痛みと苦しさと闘っておられました。
おはぎに少し横になりましょうと何度も誘ってくださったのに、私たちは迷惑をかけたくなくて、大丈夫ですと...クララさんの頑張りを忘れていました...
「私も横になりたいからおはぎさんも横になって」
と病室へ移動。
クララさんはベットに横になりみんなでまたおしゃべり。途中ウトウトしながらもクララさんはお話ししてくださいました。
私の娘の写真をブログで見て、「目元を隠してるけど、真っ白な歯がとても生き生きしてていい写真だったわ。元気をもらえたよ。きっとかわいいんでしょうね。隠さなくちゃダメなの?」と。
一応誰が見てるかわからないから安全のためにと答えると、「私も孫の写真を出した時に娘に注意されたわ。私やり方わからないから出しちゃったけどそんな事も気をつけたほうがいいのね」と話されていました。実際の写真を見せると、可愛い!と連呼され「これからね。いいわね~」と。
そんなたわいもない話をしてあっという間に時間は過ぎ...
ご主人はお仕事へ行く時間となり、向日葵さんの運転で駅まで行かれると。
その後も私たちは残りお話ししました。
私たちのブログを褒めてくださり、心があるブログと。今後も同じ病気で闘う方々や支える家族のためにこのブログを続けて欲しいと。
向日葵さんからも医療者として的確なアドバイスを今後も続けて欲しいと...
向日葵さんとは活字で伝える難しさを語り合いました。読む相手は私たちの書いた本意とは違うように受け取られる場合があるので、実際書けないこともあるよね...と話してました。
クララさんの想いをしっかり受け止めて今後もこのブログを続けていこうと思います。

クララさんのご主人はとっても声が素敵で心地良かった...素敵な声でとても癒されました。毎日ご主人はクララさんにメールを5通以上送るそうです。
返って来なくても読んで眠りについてくれてればいいと。素敵なご夫婦。優しさでクララさんは包まれているようでした。
「素敵なご主人ですね」と聞くとクララさんは少し照れながら「そう?よく分からないけれど。私は沢山わがままも言ってきたしケンカもいっぱいしてきたわ。長年連れ添えて幸せだったわね」と涙を拭われていました。おはぎも私も涙が出ました。
おはぎへの気遣いの数々の言葉とても心に響きました。
短い時間でしたがクララさんの強やさや優しさを感じられる生涯忘れることの出来ない素敵な時間を過ごさせていただきました。

クララさん、クララさんの事私たち絶対に忘れません心はいつも寄り添って、これからもずっとずっと。

ケイトウのお花大切に育てていきます。
皆さんもクララさんのこの笑顔から力もらってください。クララさんみんなを見守ってね。
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もう一度逢いに行きたかった...
時間がないのは言い訳。時間は作るもの。
後悔しないように生きていきます。








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