
きなこです。
今日は愛知県梅雨入りしたみたいです。
ジトジト、ジメジメする梅雨は苦手な時期です。低気圧の関係で頭痛が酷くなるから、鎮痛剤が手放せない

おはぎと病院に午後から行ってきました。
病院に到着すると、採血が入っていました。
主治医と、Nさんと痛みについて話し合うだけだと思っていたおはぎは「なんで採血?もういいじゃん」と文句ばかり。採血が終わり、スピッツで腫瘍マーカーの検査があるか分かるので、そのスピッツがあったと。
「腫瘍マーカーはこの前見たばっかりじゃん。もういいよ」とまたまた文句...
せっかく病院に来たんだし、前回と月が変わったから腫瘍マーカーの検査出来るし、先生も見たいんじゃない?と私は思っていたけど、おはぎは早く帰れると思っていたので、ここから1時間30分も検査結果が出るまで病院で待つのが嫌だったみたい。
早く帰りたいというよりは、外出先では自由が効かないから、痛くなった時の事を考えるとストレスだったんだと思います。
まぁせっかくだし、今は痛みも落ち着いてるから、ご飯でも食べに行こう~って事になって、久しぶりにランチへ。外食は本当に久しぶりです。
1時間15分くらいゆっくりご飯を食べて、病院に戻る前に予防的にオキノームを飲んでもらいました。(食後に痛む事が多いので)
病院に着くと、まだ結果が出てない...
受付でNさんが私たちを見つけて
「おはぎさん!!!来てくれたんですね。よかった。」とおはぎが入院させられるのを嫌がって診察に来てくれないのでは...とこの3日間心配していたそうです。
「一本電話済ませたら直ぐ行きますから、待ってて」
とホッとされたのがよく分かる笑顔で、おはぎもNさんの顔を見てホッとしてるのがわかりました。
しばらくすると、Nさんが来て下さり、「もう本当に嬉しい。来てくれて本当によかった。相当辛かったですね。でも今日は少し落ち着いたように見えるんだけど、フェントステープ3mgにしてどうですか?」と聞かれ、金曜日の夕方にフェントステープ3mgへ増量して、夕食後には爆睡していた事を伝えました。
経皮薬だから直ぐに血中濃度が上がるとは考えにくいけれど、眠れてよかったですねと。それまでは痛みに耐えて眠れていなかったので、本当によかったです。
オキノームは5月29日以降5日間位は1日4回程飲んでいました。その後3日間は3回位、そしてフェントステープ3mgへUPしてオキノームを7.5mgにしてからは1日1回に減った事を伝えると
「話を聞く限りやっぱりフェントステープの量が足りていなかったんですね。今オキシコンチンやタペンタへ変更する事ももちろん可能だけど、変更した後でまた血中濃度を一定にするまでに時間がかかり、量の調整も難しいので、痛みに耐える時間が出てしまうのは本意ではありません。フェントステープを3mgで行くか、4mgにUPするかで調整してみませんか?薬をスイッチする事がいけないというわけじゃないから、おはぎさんの希望がオキシコンチンやタペンタであればそれにしても構いません。」と。
後は先生と相談する事に。
私たちが待合でNさんと時には3人で笑ったりしながら話していると、先生が診察室から顔を出して「NさんのPHSに2回も電話したのに~楽しそうだね~」って。
主治医の先生は診察室に入るなり、
「もう、ホッとしたよ。相当考えて、切羽詰まって電話して来たの分かってたから、僕は土曜日出張だったんだけど、帰って来たらおはぎさん入院してるんじゃないかって心配してたんだよ。いや~今日の顔を見て本当に安心したよ。フェントスUPして効いてるみたいだね。」と。おはぎの顔を見てホッとされたようです。
おはぎが散々文句を言っていた腫瘍マーカーですが、
なんとCA19-9が37.9→20.8
CEA が 1.8→2.1
と両方とも正常値。
痛みが強くなっている場合、腫瘍が大きくなっているか、ただ足りていないのかを判断する事が大切なので腫瘍マーカーは一つの判断基準となるので今日は必要だったんです。
先生もこの結果から、「CTを撮ってみないと正確な判断は出来ないけれど、今回はフェントスへ移行が上手く行ってなかったのかなって思うから、増やしすぎず今回はフェントステープ3mgにして2週間様子みて行こうか?」と。
Nさんは、「私がフェントスへ変更する時に、飲んでいたオキシコンチンの量に匹敵するフェントスの量を基本通り提示してしまったのがいけなかったです。フェントスが効き目弱いという患者さんの声があったのに、そこをもっと考慮したらよかったです。おはぎさんごめんなさいね。」と何も悪くなんかないのに謝られました。
先生もNさんもおはぎにしっかり向き合って下さり、考えて下さる事が心に染み渡り、暖かい気持ちになりました。
「辛かったね。ごめんね」と先生も最後に言って下さり、先生とNさんに出逢えた事をまた感謝した時間になりました。
まだオキノームを必要とする時間はあるけれど、このまましばらく様子をみて行こうと思います。
何かあればどんな事でも相談に乗ってもらえるという安心感。この安心感はおはぎもですが私自身も心が救われます。
遠慮せずになんでも活用できる事はみんなにしてもらいたい。そう思いました。
緩和ケアって治療がなくなったらしてもらうところと言うイメージで、足が向かない人も多いのではないかと思います。でもそうじゃないんだと実感しています。
癌を宣告された時点からもう緩和ケアは始まっています。痛みだったり、抗がん剤の副作用だったりあらゆる症状を、そして心を楽にして行く事も緩和ケアです。いっぱい活用してみてください。知識の泉は活用するべきです。そう改めて実感した1日でした

たくさんの方々にご心配をおかけしました。
また皆さんの力を借りながら、一歩一歩、歩み続けようと思います。
ありがとうございました。