この日は、3回目のジェムザールをする予定で病院に行った。
実は、前回の点滴後(1回目の点滴後と同様)かゆみがあった。
それも全身のかゆみで真っ赤な膨瘤疹(ぼうりゅうしん)。
このことをM医師に報告すると、アレルギー反応が出ているとのことでジェムザールは中止となった。
残す化学療法の選択肢は1つのみ。(この時点で)
TS-1だ。
そこでこの日からTS-1の内服が開始となった。(1日2回内服、28日内服14日休みを繰り返す)
いよいよ最後の砦か。
TS-1が少しでも効いてくれるといいが…。と祈る気持ちだった。
ここからは、2週間に1回の受診ペースで、TS-1を飲み続けた。
ここで腫瘍マーカーの推移を書いてみます。
CA19-9 : (正常値37.0以下)
2012年12月 7260 ←今振り返るとこれが過去最高値
2013年 1月 1300
____2月 694
____3月 591
____4月 285.4
____5月 191.3
____6月 97.3
____7月 90
____8月 75
_______10月 103.7 ←この頃から再上昇
_______11月 165.5
_______12月 197.6
2014年 1月 226.1
CEA : (正常値5.0以下)
2012年12月 9.1 ←今振り返るとこれが過去最高値
2013年 1月 5.6
________2月 5.6
________3月 5.6
________4月 6.0
________5月 6.8
________6月 6.3
________7月 6.4
________8月 6.4
_______10月 5.3
_______11月 6.3
_______12月 6.4
2014年 1月 5.4
CA19-9、CEAともに2012年12月が最高値。ジェムザールの治療前と比べても倍ぐらい上がっている。
腫瘍マーカーはあくまでも指標ではあるが、ジェムザールは効いてなかったのではないかと想像できる。(といっても2回しか点滴してないけど)
そしてTS-1の内服が始まるとデータも順調に下がってきた。
と、思われたが2012年10月を境にCA19-9は再上昇。CEAは横ばい。
2013年1月のCTの結果、かなりの腹水が認められた。
そして転移している卵巣の腫瘍もかなり大きくなっていた。(左右ともに)
その頃にはかなりお腹が張って、歩くだけでも息苦しかった。
体重も5-6kg増加していた。
TS-1内服中の副作用
ここまで約1年内服し続けてきたが、吐き気は全くなく食欲も普通にあった。
口内炎などもなく、下痢もなかった。逆に便秘ぎみであった。(オキシコンチンの副作用か、もともと便秘症でもあった)
ただ、色素沈着(指先と顔)と爪の変形が軽くあった程度だった。
すこし気だるい感じは常にあったが、これは副作用なのか癌からくる症状なのかは不明。
それでも、日常生活に支障はなく出かけたりすることも普通にできた。
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