経過11 | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

2012年11月20日

この日は、3回目のジェムザールをする予定で病院に行った。

実は、前回の点滴後(1回目の点滴後と同様)かゆみがあった。

それも全身のかゆみで真っ赤な膨瘤疹(ぼうりゅうしん)。

このことをM医師に報告すると、アレルギー反応が出ているとのことでジェムザールは中止となった。

残す化学療法の選択肢は1つのみ。(この時点で)

TS-1だ。

そこでこの日からTS-1の内服が開始となった。(1日2回内服、28日内服14日休みを繰り返す)

いよいよ最後の砦か。

TS-1が少しでも効いてくれるといいが…。と祈る気持ちだった。

ここからは、2週間に1回の受診ペースで、TS-1を飲み続けた。


ここで腫瘍マーカーの推移を書いてみます。

CA19-9 : (正常値37.0以下)
2012年12月 7260 ←今振り返るとこれが過去最高値
2013年 1月 1300
____2月  694
____3月  591
____4月  285.4
____5月  191.3
____6月  97.3
____7月  90
____8月  75
_______10月  103.7 ←この頃から再上昇
_______11月  165.5
_______12月  197.6
2014年 1月  226.1

CEA : (正常値5.0以下)
2012年12月 9.1 ←今振り返るとこれが過去最高値
2013年 1月 5.6
________2月 5.6
________3月 5.6
________4月 6.0
________5月 6.8
________6月 6.3
________7月 6.4
________8月 6.4
_______10月 5.3
_______11月 6.3
_______12月 6.4
2014年 1月 5.4

CA19-9、CEAともに2012年12月が最高値。ジェムザールの治療前と比べても倍ぐらい上がっている。

腫瘍マーカーはあくまでも指標ではあるが、ジェムザールは効いてなかったのではないかと想像できる。(といっても2回しか点滴してないけど)

そしてTS-1の内服が始まるとデータも順調に下がってきた。

と、思われたが2012年10月を境にCA19-9は再上昇。CEAは横ばい。

2013年1月のCTの結果、かなりの腹水が認められた。

そして転移している卵巣の腫瘍もかなり大きくなっていた。(左右ともに)

その頃にはかなりお腹が張って、歩くだけでも息苦しかった。

体重も5-6kg増加していた。



TS-1内服中の副作用

ここまで約1年内服し続けてきたが、吐き気は全くなく食欲も普通にあった。

口内炎などもなく、下痢もなかった。逆に便秘ぎみであった。(オキシコンチンの副作用か、もともと便秘症でもあった)

ただ、色素沈着(指先と顔)と爪の変形が軽くあった程度だった。

すこし気だるい感じは常にあったが、これは副作用なのか癌からくる症状なのかは不明。

それでも、日常生活に支障はなく出かけたりすることも普通にできた。



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