経過1 | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

私が腹痛という自覚症状を感じるようになったのは、癌宣告(2012年10月)を受ける半年ぐらい前からでした。

当時私は看護師という職をある理由から辞し(その理由についてはのちのちお話しようと思います)きなこと二人で名古屋でカフェを経営していました。

カフェを経営し始めてから1年半ほどが過ぎていた頃で、やっと経営が軌道にのるかのらないかという頃でした。

毎日朝早くから夜遅くまで働き、自分の時間は全くといっていいほどありませんでした。

当初は食後に腹痛が出現し始めました。

ん?この痛みはなんだろう???

でも食べないと体力がもたないので食べていました。

この腹痛、日ごとに強くなっていきました。

胃の痛みではないことはわかっていたので、とにかくロキソニンで痛みをごまかしながら、仕事をしていました。

1日に何度も何度もくる痛み。やがて背部痛もでてきました。

立っていることもままならなくなり、仕事中でも休憩室でうずくまり変な汗を流し、ただただ耐えていました。

家に帰ると少し気が緩み、うずくまり、七転八倒、唸り声をあげただただ耐えました。

痛みで気を失ったこともありました…。

それでもお店は休みたくなかったんです。1日でも休むと経営が難しくなる現実も正直ありました。

でも、夢だったんです。

そして頑固だったんです。

腹痛が出現して半年経った頃には、体重が20kg近く減っていました。

さすがに周りが心配しはじめました。

もちろんお客さんにはわからないように、普通の態度で仕事はしていました。

そんな私を見ているきなこがもう限界。「もう絶対病院に連れて行く」と。

忘れもしない2012年9月26日、お店の営業を終了し、トイレ掃除をしながら「これがきっと最後の掃除になるだろうな…。」と。自分の病気にある程度想像がついていたので、覚悟を決めました。

きなこをはじめ、大切な仲間が私の受診に向けて、いろいろ手回しをしてくれました。

私を絶対に病院に連れて行く作戦が決行されました。

今思えば、ただただ感謝です。