キャベツ炒めに捧ぐ | ☆*:.。. HOT Time.。.:*☆

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本を読むのが大好きな2児の母です。
慌ただしく過ぎてく1日の中で、少しだけほっと息をつく時間に本を読んでいます。
ブログを通じて少しでも本と出会うきっかけになってくれたら嬉しいです。
拙い内容ですが、よろしくおねがいします。

​あらすじ 


ささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子に、むっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描く。


​感想 ★★★★ 


「生きものでよかった、ということに違いない。どんなに悲しくても辛くても、食べなければ生きていけないから。何かを食べるために動き出さなければならないから。」


「“覚えている”と“忘れられない”の間には、きっと十万光年の距離があるのだ。」


「人生から何か消えていくのはさびしいものだ。それが取るに足らないもので、気づかぬうちに消えてしまうものなら、たぶんなおさら。」