今更ながら、石井ゆかりさんの『12星座』を読んだ。
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読み物系だという情報はなんとなく知っていたので、
今読まなくてもいいか、と後回しにしていたんだけど。
後回しにしていて正解だった
西洋占星術をモノにするぞ、と意気込んでいる人は、
学び始めではなくて、ある程度、知識をインプットしてから読むといいよ。
すると、12星座=12サインのグルグル具合がすっと入る。
ベースは、12本続き物のショートショートというかフェアリーテイル。
(石井ゆかりさんご自身がそう表現してる)
各星座に1話のフェアリーテイルがあり、
各星座ごとにその解説がついていて、
どちらも読み物としてとても読みやすい。
そして、その中には、しっかりと、12星座の何たるかが組み込まれている。
すべて読み終えると、ああ、螺旋構造とはこういうことか、と腑に落ちるのだ。
西洋占星術を学び続けていて、
なんか混乱してきたかも~、
なんか歪んできたかも~、
なんか行き詰ってきたかも~、
と感じたら、
また読むといい。
分厚めの本だけど、スルスルと読めちゃうから、リセットとして使えるよ。
あ、これを最初に手にして、これで勉強しよう、と思っても、ちょっとキビシイ。
あくまでも、読み物。
例えば、国語の教科書みたいなものかな。
解説も例題も巻末の漢字一覧もついてないけどね。