45歳で結婚した私の両親は70代。
実家暮らしだった私は、
両親と一緒にずっと暮らすのが親孝行だと思っていました。
両親とは仲が良く、
もしもの時のために、
一緒に暮らしていると、お互いに安心で、
これからも独身で、実家で暮らし続けるのも
一つの親孝行だと思っていました。
けれども、
実家で暮らしていた私は親にどっぷり依存していたのです。
食費や光熱費分は親に支払っていましたが、
何かあったら、いつでも親を頼ることができる、
そんな環境に甘えていました。
結婚して実家を離れて、
両親が結婚前よりも
のびのびと元気で暮らしています。
40年以上も、
親に甘えすぎていたと今更ながら反省。
親の愛を超えるものはないと思います。
親には感謝しかありません。
結婚して数ヶ月後、
私の家に遊びにきてくれた両親。
私が幸せに暮らしている姿を見て、
両親は本当に嬉しそうでした。
私が幸せに暮らしている姿を見せることが、
本当の親孝行でした。
親のために、ずっと実家で暮らそう、
と思っても親は喜びません。
私は、私の人生を最高に幸せに生きる。
その姿を見ることが親の幸せであり、
親孝行だということが分かりました。
一緒に長い時間暮らすことが親孝行ではありませんでした。
子供の幸せな姿を見せることが親孝行。
結婚して、初めて気づいた
大事なことでした。