私は45歳で結婚しました。

 

20代ではひとり暮らしも経験しましたが、

30代以降は実家暮らしでした。

 

 

40代で実家暮らし。

 

優しい両親と、

かわいい猫と一緒に

幸せに暮らしていました。

 

 

けれども40代独身、結婚歴なし、実家暮らし、

という現状をあまり大声では言えず、

肩身の狭い思いをしたのも事実です。

 

 

親元を離れたくて、

自立したかった高校生時代とは違って、

40代の私は親に甘え、

私の腕枕で眠る愛猫に

すっかり癒やされていました。

 

 

一生このまま?

 

 

親は70代、

一生この生活が続くわけではないのは事実。

 

 

幸せなパートナーシップに憧れはあるものの、

大好きな地元での生活を手放したくない。

 

 

結婚する幸せと、独身生活の幸せ。

 

結婚生活の幸せを知らない私は、

このまま独身も幸せかもと、

心が揺れることもありました。

 

 

けれども、私には結婚願望がある、

地元で結婚したい、

とはっきり分かった私は、

43歳で婚活をスタートしました。

 

 

9ヶ月の間は、

自己流婚活でうまくいきませんでしたが、

担当カウンセラーさんの紹介で出会った男性と

結婚することができました。

 

 

地元での生活も手放す必要はなく、

独身時代の幸せの上に、

結婚生活の幸せが新たに加わりました。

 

 

愛猫との腕枕は母親に譲りましたが、

猫も両親も変わりなく幸せに暮らしています。

 

 

独身生活から結婚生活へ。

 

得るものがあれば、

失うものも多いと感じていた私。

 

実際はそうではありませんでした。

 

 

結婚願望があるということは、

結婚してより幸せになる自分を

知っているということ。

 

 

得るものは多く、失うものは何もありません。

 

独身時代は、

自分の幸せに無意識に

制限をかけていたように思います。

 

 

もっと素直に願ってよかったんだと、

気づくことができました。