「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」
という本を読んでいます。
365日を365人の著名人の言葉が綴られています。
今日、3月18日のページには
劇作家の高見澤潤子さんの
『兄・小林秀雄から学んだこと』
が書かれています。
その中で、高見澤さんが、
自分の結婚問題について兄に相談したときの言葉がとても印象に残りました。
「(略)
人生の目的は決してある独立した観念の裡にはないものだ。
人間の幸不幸を定める生活様式の裡にあるのである、
いい生活様式を得れば人間はそれでいい」
兄は何も知らない私に人間の見方と、人生の幸福というものを教えてくれた。
人間は頭より情緒、心の優しさが大切で、人間をみるというのは、実生活の具体的なものを、しっかりみることである。
いい生活様式を得れば人間はそれでいい。
深い言葉だと思いました。
心の優しさと具体的な実生活。
ここに人生の幸せがあるということ。
人生の幸せは、
今日この一日、明日その一日の中に、
確かに存在しているのだと
気がつくことができました。