骨格診断

今や、パーソナルカラー同様、骨格診断も知名度を得た感がある。

私が取得した骨格診断ファッションアナリストの資格では、骨格タイプは3つ。

ストレート、ウェーブ、ナチュラル。

 

とても簡単に説明すると

 

ストレートは、身体に厚みがあり、ハリのある質感。

シンプルなデザインが似合う。引き算スタイルが似合うので過度な装飾はNG。

 

ウェーブは、身体に厚みがなく、やわらかな質感。

装飾のあるデザインが似合う。足し算スタイルが似合うのでアクセサリーの重ね付けやヘアスタイルも華やかなスタイルが良い。

 

ナチュラルは、関節や骨格の大きさに特徴がでる。フレームがしっかりしている。

ゆったりしたデザイン、ラフ、カジュアルなコーディネートが似合う。

 

 

 私はストレート

私は、典型的なストレートであるが、実はサロンで診断してもらった際、ナチュラルと言われた。

 

原因は私の手だ。ストレートは一般的に手のひらに厚みがある人が多いが、私は、手の甲が筋っぽく指の関節も目立つ。ナチュラルの特徴を持っている。1つや2つ特徴に当てはまらないことは多々あるから、総合的にみるものなのだが、サロンでは私の手に重きを置きすぎたようだ。

 

ナチュラルが似合う麻素材や、ミモレ丈のスカート、オーバーサイズのラフなカジュアルスタイルは私に似合うとはいえない。パーソナルカラー同様、サロンの診断が腑に落ちなかったことから、骨格診断を学んだ。

 

こう書くと、診断は意味がないと思われるかもしれないが、私がパーソナルカラーも骨格診断も誤診されたのは運が悪かったのだと思う。私が行ったサロンが仮に誤診ばかりしていたなら、サロンは続いていないだろう。それなりの年月、営業を継続しているということは、大方の人は診断により、自分の似合う色や洋服の形を知ることができて満足しているのではないか。そう思いたい。

 

 自分の目を信じよう

20代、30代の頃の写真を見て、気づいた。私は、骨格ストレートらしい洋服を選んでいた。スカートやワンピースはタイトやIライン。パーソナルカラーもイエベ春の色を取り入れていた。自然に自分に合うものがわかっていたようだ。

 

ではなぜ、脱線したのだろうか。固定観念や年齢のせいだと思う。

私の場合、40代半ば頃に次から次へと病気をして病院に行く機会が多くなった。なんとなく、紺や黒、グレーなどの色みの洋服が増えた。カラフルな花畑の色を彷彿させるイエベ春のお得意カラーの登場は鳴りをひそめた。

 

洋服の形もしかり。体にフィットするタイトスカートより、体の線がでにくいフレアスカートや、ワイドパンツが年齢的に似合うと思っていた。

 

決定的だったのは、衣料品店の店員さんに、森さんはフレアスカートが似合うタイプだと言われたことだった。多くのお客さんを見てきている店員さんが言うのだから、間違いないと思いこみ、それ以来、スカートはフレアばかり選ぶようになった。

 

こうして、私は数年間、自分に似合う色や形の服から遠ざかることになった。幸い、宣材写真を撮影した時に違和感を感じ、カラーと骨格を学び、年齢を重ねても似合う洋服の形は変わらないということに気づいた。もちろん、ミニスカートや、肌の露出の多いデザインは若い時のほうが似合うだろう。でも、基本的には変わらないのだ。骨格診断を学び大いに納得した。

 

 あなたに似合う装いは?

友人が言っていた。骨格診断についての本を参考にして自分をチェックしてみたものの、自己診断は難しいと。そう思う。骨格診断は、肩甲骨や鎖骨の目立ち具合いがどうか、ウエストからヒップの距離があるかどうか、膝の皿が大きいかどうかなど、体の特徴を何か所か診断していくのだが、比べる対象や、一般的に標準とはどれくらいなのかを知らないと、どう判定して良いか難しい。それならば、結果から逆に当てはめてみてはどうだろう。

 

ストレート

素材

ハリ感があり、高級感のあるものが似合う(シワが苦手)

きれいめで高級感のある綿、細い糸で織られた高品質なウール、ハイゲージニットやサキソニー(やわらかなウール生地)などが良い

 

モヘア、麻、シフォン、ベルベット、ベロア、ツイード、スエード、毛皮

キルティングは良くない

 

デニムはきれいめなものが得意

 

トップス丈は基本とされる丈が似合う

長袖、半袖が最も良い。七分袖、三分袖は良くない

 

袖のデザインはNGが多い

アメリカンスリーブ、フレンチスリーブ、キャップスリーブ、パフスリーブ

ペタルスリーブ、ベルスリーブ、ドルマンスリーブなどは良くない

要するにシンプルなものが良い

 

首元のデザイン

Vネック、Uネック、スクエアネックなどのシンプルなものが良い

良くないのは、ルーズなシルエットのオフタートルネック

ホルターネック、オフショルダー、タックドネック

ドレープやフリルが顔まわりにあるのもNG

 

スーツやセットアップスタイル(もともと上下がセットになっているもの)が

よく似合う

 

ジャケットは基本の丈が似合う

テーラードジャケットの丈は、お尻がギリギリ隠れるスタンダードな丈が良い

テーラードジャケットのVゾーンは深めが良い

スタンドカラーのジャケットやVネックのノーカラージャケットが似合う

ラウンドネックのノーカラージャケットや、ボレロ、サファリジャケットなどはNG

 

スカート

膝上丈、アンクル丈、マキシ丈は良いが、ミニ丈は良くない

ふくらはぎあたりのミモレ丈もあまり良くない

 

タイト、ストレートが似合う

台形、プリーツ、マーメイド、ティアード、コクーンはNG

フレアをはく場合は、ウエスト位置にタックがなく

スカートの途中にもタックやギャザーが入らず、面で広がるものであればOK

 

パンツ

スリムとショートパンツ、ガウチョパンツはNG

タックが入っているものは良くない

ノータックでセンターラインが入っているストレートがよく似合う

チノパン、きれいめジーンズも似合う

ワイドパンツは太すぎないものや、セミワイドが良い

ブーツカットもOKだが、裾の広がりが大きすぎないほうが良い

 

ウエストラインはハイウエストは良くない。

腰の位置が高く胴が短いので、ジャストからローウエストが似合う

 

ウェーブ

素材

やわらかで薄手、繊細なもの、空気を含みふっくらしたボリューム感のあるものが良いので、綿もウールもやわらかい質感のものを選ぶ

 

麻はNGだが、モヘア、アンゴラ、シルク、ナイロン、レーヨン、シフォン

ベルベット、ベロア、サテン、ファンシー・ツイード、スエード、毛皮

キルティングなど似合う素材が盛りだくさん

 

デニムは綿100%は苦手なので

着たい場合は、ポリウレタンが入っている薄手のストレッチ素材が良い

 

トップス丈は短めが似合う

七分袖、三分袖、ノースリーブが似合う

オーソドックスな長袖、半袖はあまり似合わない

 

袖のデザインは、

アメリカンスリーブ、フレンチスリーブ、キャップスリーブ、パフスリーブ

ペタルスリーブ、ベルスリーブなどが似合う

ドルマンスリーブは大きなシルエットになるのでNG

 

首元のデザインは縦に深くあいているものはNG

Vネックや、Uネックを着たい時は、縦のあきが浅いものを選ぶ

似合うデザインは多い。ラウンドネック、スクエアネック、ボートネック

オフタートルネック、ホルタ―ネック、オフショルダー、タックドネックなど。

フリルやドレープが顔まわりにあるのも似合う

 

ジャケットは基本の丈より短めが似合う

テーラードジャケットの丈は、お尻がギリギリ隠れない、わずかに短めの丈が良い

テーラードジャケットのVゾーンは浅めが良い

ラウンドネックのノーカラージャケットやボレロが似合う

スタンドカラーはNG

Vネックのノーカラージャケットも胸元が寂しく見えがちなので、着たい場合は、

ネックレスや、スカーフで足し算が必要

 

スカート

ミニ丈、膝下が似合う

マキシ丈は良くないが、はきたい場合は軽い素材でハイウエストのものを選ぶ

アンクル丈もあまりよくないが、はく場合は、なるべくソフトな素材感のものが良い

 

タイトは良いが、ストレートはあまり良くない

台形、フレア、プリーツ、マーメード、ティアード、コクーンなど似合うアイテムがたくさんある

 

パンツ

スリム、テーパード、ブーツカット、ショート、クロップドがよく似合う

チノパン、カーゴパンツ、ハーフパンツ、ワイドパンツは似合わない

ワイドパンツをはきたい場合は

スカートに見えるようなギャザーが多くブラウスのような素材感のものであれば良い

定番の厚手綿のジーンズはNG

はきたい場合は、ストレッチが強く効いた薄手のスキニーパンツなどが良い

 

ウエストラインは、腰の位置が低く胴が長めなので、高めにしたい

ジャストからハイウエストが良い

 

ナチュラル

素材

風合いのあるものや、カジュアルでラフ感のあるもの、洗いざらしの質感、シワ感、シャリ感があるものが良い

 

ダンガリー、コーデュロイ、ガーゼ、ワッフルなどの綿や

ローゲージニットやミドルゲージニット、フェルト、ブランケットなどのウール

麻、スエードがよく似合う

 

デニムは硬さや厚みのあるものが得意。

ダメージ加工や色落ち加工が施してあるものも似合う

 

NGなのは、シフォン、ベルベット、ベロア、ファンシー・ツイード、キルティング

 

トップス丈は基本より長めが良い

長袖、半袖は良いが、七分袖、三分袖は良くない

 

袖のデザイン

ベルスリーブや、ドルマンスリーブが似合う

似合わないのは、アメリカンスリーブ、フレンチスリーブ、キャップスリーブ

パフスリーブ、ペタルスリーブ

 

首元のデザイン

ラウンドネック、ボートネック、タートルネック、オフタートルネックが似合う

VネックやUネックを着る場合は、縦に深く開きすぎないものを選ぶ

ギャザーになっているデザインであれば良いが、タックドネックは似合わない

顔まわりに、フリルやリボンは似合わないが、ゆったりとしたドレープは似合う

 

ジャケットは基本の丈より長めが似合う

テーラードジャケットの丈は、お尻がちょうど隠れるくらいのわずかに長めが良い

テーラードジャケットのVゾーンは標準から深めを選ぶと良い

ラウンドネックのノーカラージャケットやボレロは似合わないが、Vネックのノーカラージャケット、スタンドカラージャケット、サファリジャケットは似合う

 

スカート

膝下、ふくらはぎあたりのミモレ丈、アンクル丈、マキシ丈は似合う

ミニ丈は似合わない、長いものが得意なので、膝上もあまり似合わない

 

タイト、ストレートは似合う

台形、マーメイド、コクーンは似合わない

マキシ丈くらいのコクーンなら良い

フレアは長さとボリューム感があり、ウエストの位置にタックがあるものが良い

ギャザースカートは、よく似合う

プリーツは、とれかかっているようなランダムプリーツが良い

 

パンツ

ストレート、テーパード、ワイド、ブーツカット、チノパン、カーゴパンツ

ガウチョパンツ、ジーンズが似合う

細いもの、コンパクトなものが苦手なので、スリム、ショートパンツ

ハーフパンツは似合わない

ハーフパンツをはきたい場合は、ワイドなシルエットでギャザーが多く

素材に厚みがあればOK

 

ウエストラインは、ハイウエスト以外であればOK

 

 

 

ご自分に良く当てはまる骨格タイプはありましたか?

 

もちろんこれがすべてではなく、顔の作り、髪型、その人の持つ雰囲気によっても違ってくる。

 

自分の骨格の苦手とするアイテムも、素材や工夫次第で素敵に着こなしている人もいる。

 

洋服を購入する際、試着をしたら、すぐ近くで鏡を見るのではなく、数メートル離れて見て下さい。バランスがわかります。横姿や後ろ姿もチェックすると、なおさらわかります。

 

お買い物の際に、お役に立てると幸いです。

 

 

 

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