私がパーソナルカラーアナリストの資格を取得した理由

私がパーソナルカラーアナリストの資格を取得したのは、自身がサロンで診断を受け、結果が腑に落ちなかったから。

 

2021年の夏、久しぶりに宣材写真を撮影した際、写真の出来がイマイチだった。当時48才。年齢のせいだろうか、それとも洋服の色、形、ヘアスタイル?とにかく何かが以前と違う。そこで思いついた。パーソナルカラーと骨格診断を受けに行こう。

 

当時、私はパーソナルカラーについての知識はほとんどなかった。診断の結果は、Autumn(イエベ秋)だった。アナリストは、最初はSpring(イエベ春)だと思っていたようだが、途中から迷いだし、最終的にはAutumnとなった。私に知識があれば、いろいろと質問もできたのだろうが、何をどう質問して良いのかもわからず、Autumnに導かれた過程もわからなかった。

 

濁色がよく似合うとのことだったが、Autumnは、服を選ぶなら、4つのシーズンの中で私が最も選ばないカテゴリーの色みであった。

 

後日、大学時代の友人と食事をした際に、この話をしたら、彼女はパーソナルカラーとやらはよくわからないが、濁色は私のイメージではなく、似合う色ではないと断言した。くすみのない明るくクリアな色が似合うと。

 

それからというもの、衣料品店で、Autumnの色みの洋服を、あててみるようになったのだが、やはり似合わない気がした。

 

別のサロンに診断に行くことも考えたが、そこで違う診断をされたら(その可能性が高い)、もう一か所別のサロンに行って確かめたくなるだろう。それならば、自分が理論を学んで理解したほうがすっきりする。かくして、私は4シーズンのパーソナルカラーについて学ぶことにしたのである。

 

 4シーズンパーソナルカラーを学んで

スクールでパーソナルカラーアナリスト養成講座を受講した私は、Spring(イエベ春)でクリアな清色が似合い、濁色は似合わない、ということがわかった。友人の言うとおりだった。春夏秋冬のそれぞれのパーソナルカラーの特徴は理解したが、新たな問題がでてきた。

 

講座の修了生が練習のために互いを診断しあう補講があったのだが、参加するたびに、私をSummer(ブルべ夏)と診断する人がとても多いことに驚いた。Springと診断した人もSummerとでかなり悩んでいた。悩むどころか自信を持ってSummerという人も少なくなかった。

 

確かに、Summerのドレープの中に私によく合うものがある。金と銀のドレープも甲乙つけがたい。見る人によっては銀のドレープの方が顔がすっきり見えるというのもわかる。

 

さて、どうしたものか。SpringとSummerは、イエベとブルべ、清色と濁色、特徴が違うのに、どうして多くの人が私をSummerと診断するのだろうか。もっと詳しく知りたい。とことん追求したくなる性格なのだ。私は4シーズンを細分化した16タイプのパーソナルカラーを学ぶことにした。

 

 16タイプパーソナルカラーを学んで

ラピスアカデミーの16タイプ・パーソナルカラーアナリスト養成講座を受講した。

16タイプは4つのシーズンをさらに4つに分ける。同じSpringでも4タイプあるわけだ。私は、4シーズンではSpring、16タイプでは、最も似合う1stタイプがBright-Spring、2ndタイプがBright-Summerだった。

 

Bright-Springは、明るく生き生きとしたブライトカラーでSpringタイプの中では黄みが少ない。Bright-Summerは、くすみのないエレガントで華やかな明るいブライトカラーで、Summerタイプの中では青みが少ない。

 

要するに、イエベとブルべの接近タイプだったのだ。だから、SpringとSummerで迷われる。

 

若い頃、青みピンクの口紅やプラチナやホワイトゴールドのジュエリーを好んでつけていた時期もあったし、黄みの強い茶系のアイシャドーよりもココアブラウンのアイシャドーが好きだったのも納得。Summerの要素があったのだから。

 

 パーソナルカラーは奥が深い

パーソナルカラーは、ただ単に自分が春夏秋冬のどのタイプに分類されるのかを知ることが重要なのではなく、どういった傾向の色が似合うのか特徴を知ることが大事なのだと思う。

 

自分がSpringだからといって、Springのカラーサンプルにある色がすべて似合うわけではない。私は自分がSpringだとわかってすぐ、今まで滅多に着ることがなかった黄みがかった茶色のワンピースを購入してみたのだが、似合うとはいえなかった。紺色のほうが断然似合う。のちに、ラピスアカデミーでBright-Springの人は、茶色より紺色が似合う人が多いと知り、納得した。イエローベースの誰もが茶色が似合うわけではないし、茶色といっても、黄みが強い茶、赤みがかっている茶、暗いこげ茶など、たくさんの種類がある。

 

どうしてサロンで私をAutumnと診断したのかは謎だが、今となっては、これがきっかけでパーソナルカラーを学び、その奥深さ、楽しさを知ることになり、良かったと思っている。