天外者 を観てきました | 欽天四化紫微斗数 勉強中

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まだまだ初心者レベルですが、本当の欽天四化紫微斗数はどういうものなのか、勉強中です。欽天四化紫微斗数の勉強に集中するため、四柱推命・断易・六壬神課・観相についての勉強は一時休止しています。

三浦春馬さんの遺作といっていいのかな? 天外者 を観てきました。

たぶん、五代友厚を素材に、幕末から明治前半期という日本の若者たちの変革エネルギーの爆発を描いた映画、というのがこの映画の表面的な捉え方で、裏面には、現代の若者には現代社会をより理想に近づけるためのエネルギーはあるか?というメッセージが込められているのだと思います。

この映画の中で、日本を欧米列強の植民地にはさせない、と奮い立つという場面があるのですが。五代友厚が1862年に上海に行って汽船購入の契約を行ったのですが、その時に1856年から1860年のアロー戦争(第二次阿片戦争)直後の上海の状況(阿片中毒患者の中国人が多数いたようです)を直接見たと思われ、絶対に日本を寸土といえども植民地化させない、と決意したという背景があるのではないかと思います。

更にいうなら、第一次阿片戦争で清国に勝って香港を割譲させ、アロー戦争で勝って九竜半島を割譲させたイギリスが、次は日本に出兵するのではないか?との危惧から、幕藩体制という分国制を止め挙国一致して植民地化を阻止しなければならない、というコンセンサスが支配階級である武士たちの中に醸成され、「日本」が生まれ、「国民」全体で共有された危機意識がその時代の若者たちの変革エネルギーとなったのだと思います。

翻って現代日本。飽食の時代であり、価値観が多様化し、新型コロナ以外に差し迫った危機感も感じられない今、変革エネルギーを持てといわれても、扇動されて他者に食い物にされるだけではないのか、と警戒感が先に立つのが自然ではないでしょうか。

難しい時代だと思います。私は、小市民的だと揶揄されるとしても、少なくとも家族だけは平穏に生きて行けるように努力していきたいと思います。

 

 

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