紫微論堂
第五節 十天干化忌秘断
一.命宮の秘断(続き)
7.天同化忌:天同は福星であり、化忌を比較的恐れず、激発力を加える作用がある。ただ、更に凶煞星に逢うのは宜しくなく、その福を傷つけ、辛労や阻害されることが倍増する。 (庚干化忌)
天相化忌(占験派の庚干化忌):契約書・印鑑・保証・手形の裏書などの裁判沙汰が一生多い。
8.武曲化忌:財星に付く化忌であり、金銭にまつわる口論が多く、財運は佳くなく、煞星に逢えば必ず破財する。武曲星が命宮にあるのは性格が気が強くまたその人は一人暮らしであることを表し、それ故女性が大限・小限でこれに逢うのは結婚に対して抱く感情が悪い。 (壬干化忌)
9.貪狼化忌:とても貪欲であり、謹んで女難或は酒席での口論を予防するように。病符と同宮しているのは抵抗力が比較的低く、性病に罹り易い。官符・擎羊・陀羅が同宮するのは、主に男女関係のもつれで裁判沙汰になる、或は酒が原因で刑事事件を起こす。若し廉貞と同宮していると更に凶である。 (癸干化忌)
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