今年7月に、母が左右の胸の大きさが明らかに異なっているのに気付いて、かかりつけ医に行ったところ、乳がんだろうということで、総合病院に紹介状を書いてもらって、8月に入ってからその総合病院に連れて行きました。
一通りの検査を受けての診断結果は、やはり乳がんということでした。
ホルモン受容体陰性、HER2陽性、ステージ2の乳がんで多分転移もあるだろう、とのことです。
医師から説明されたのは、年齢が88歳と高齢でもあり、手術・抗がん剤使用は勧められないということでした。
ホルモン受容体陰性なのでホルモン療法もできない。
結論は、何も積極的治療は行わない方が一番長生きできるのではないか、ということでした。
確かに、手術をすれば血栓が飛んで脳梗塞や心筋梗塞になる可能性もある。
(祖母は93歳で大腿骨を骨折し、手術後入院中に脳梗塞になり死亡しましたので、血栓が飛ぶ怖さは知っています。)
抗がん剤を使えば、副作用で体調悪化の可能性が高い。
今は自分の足で歩けているのに、手術や抗がん剤の副作用の影響で歩けなくなるかも、などと考えると、QOLも考慮すると、積極的な治療は行わないのが、母のためには一番いい選択肢なのかもしれません。
・・・理屈はそうなのですが。できれば母には祖母と同じ93歳までは生きていて欲しい。できればがんが転移してもあまり痛まないところで、最期まで苦しい思いをせずに生きて欲しいと思います。