北派河洛紫微斗数止観録
第参篇第二十三章 楚天雲闊四化点睛3
五.化権象の基本的意味
A.権は、その質は火であり、火の性は炎上であることは明らかで、万物は時間が経てば、一切が塵土に帰する。権の本義は権力・力量・上昇・優れた才知・威厳・臨機応変・成長である。時間が経過すると、船が水の上を移動しても痕は残らないように、比較的無情である。
B.権は縁の変化を表し、縁は自然に変化するように、万事には動態性があり、成長・衝突・変化を表す。
C.人であれば、人間関係は無常であり(変動し)、論争衝突で、人間関係や家族の愛情関係・更に家庭内での肉親愛の変化を表す。プロとしての技能や、責任者・リーダー・命令者などの主宰しコントロールする人を表す。人情について言えば、他人よりも家内を愛し、推薦する時には(贔屓と思われても?)身内を避けない。
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