陰徳を積むと寿命が延び、天に助けられ、福が舞い降りる、と書かれています。
人の見ていない所で善い行いをするのが陰徳である、という考え方があります。
この考え方に、私は違和感があります。
私は、陰徳とは、
人が見ていようが見ていまいが、見返りを求めていない善行が陰徳であると思います。
ほとんどの行為には、他者が絡んでいます。
例えば、行先への経路が分からず困っている人がいる時、助けてあげたとします。
人の見ていない所での善行ではないから陰徳ではないのでしょうか?
例えば、みんなで移動している時に、他人が病気やケガで苦しんでいる時、みんなで助けてあげて病院に連れて行ってあげたとします。
これも、人の見ていない所での善行ではないから陰徳ではないのでしょうか?
私は、どちらも陰徳だと思います。
陰徳は、直接的にせよ間接的にせよ見返りはありません。見返りがあるものは「仕事」です。
陰徳には因果関係がわかる見返りはありませんが、天に運が貯金されて、因果関係が分からない見返りが、今生か来世か来来世かに天から福がもたらされるのだと思います。
私見ですが、陰徳に見返りはないとは思うのですが、
善行をした→満足感で喜びが顔に出る→人相が良くなる→人縁が良くなる→友人知人に助けられる→更に人相が良くなる→業績が上がる・昇進する→不満や怒りが減り健康になる→寿命が延びる
などという好循環で、結果的に寿命が延び、幸福が訪れるという効果があると思います。
「笑う門には福来る」
は真実だと思います。
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