脂質にはおおまかに中性脂肪、リン脂質、コレステロールの3種類がある。

私たちが油と聞いて想像するのは、中性脂肪だと思います。
例えば、サラダ油、オリーブオイル、魚の脂など。
その油にも飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、またその中にも短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸があります。
よく聞くオメガ3とかオメガ9が身体にいいというのは、体内で合成できない必須脂肪酸を多く含むからです。
特にオメガ3のエゴマ油や亜麻仁油などは安定性がなく酸化しやすい。

ふつう、脂質は小腸のリンパ管で吸収されるため、炭水化物やタンパク質の吸収に比べて遠回りになる。
しかし、脂質の中でも中鎖脂肪酸は特別で、炭水化物とタンパク質と同じ吸収の仕方をします。
なので代謝が早くダイエットに良く、脂質の消化酵素であるリパーゼをあまり必要としません。
MCTオイルとかココナッツオイルが中鎖脂肪酸です。
中鎖脂肪酸は抗カンジダ作用や抗菌作用など色々な作用がある。
ということで、ココナッツオイルでオイルプリングをしてみました。
あまりよくわからないけど、何となく舌苔が少なくなったような、歯が少し白くなったような気がします。
時々だから効果が薄いのかも。

脂肪が燃える時、脂肪酸はカルニチンとくっついてミトコンドリアの中へ入る。中鎖脂肪酸はカルニチンがなくてもよいし、ケトン体も作りやすい。
ケトン体は脳のBBBというバリアを通過でき、エネルギーに使われる。

脂質は、消化酵素のリパーゼと胆汁酸を使って、脂質性の栄養素(ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、Bカロテン、コレステロール)と一緒に吸収されます。
なので、消化酵素が働かなければ脂質は消化吸収されず、同時に脂溶性の栄養素も吸収されません。
ということは、脂溶性の栄養素が不足するため、乾燥肌、生理不順、感染症、ドライアイなどの症状を起こしやすくなる。

つづく