みなさまは、厄年や、自分の身の周りで悪いことばかりが起きて、厄があると感じた時ははどういった対処をしていますか?
「厄なんて気にしない」という方もいると思いますし、神社やお寺で厄払いをするという方もいると思います。

【どういった時に厄除けの神社に行くべきか?】
・何をやってもうまくいかない時
・引っ越し、転職など環境が変わる時
・年度や月の変わり目

私は個人的に神社を参拝するのが好きで、いろいろな神社に行っていますが、私の経験上、愛宕神社とか秋葉神社に祀られている火之迦具土神(ひのかぐつち)が祀られている神社は特に厄除けの力が強いと感じています。火之迦具土神は、イザナギとイザナミの神産みの話で出てくる火の神様で、防火、金運、産業発展、病気平癒などのご利益があります。今回訪れた高尾神社も火之迦具土神が祀られている神社のひとつです。


神様をどういった存在として考えているかは人それぞれですが、私は以下のように解釈しています。

①神様は人が作り出した
日本神話でもそうですが、神様は人が作り出したものです。もともとは山、岩、木など、自然のものを神様に見立て、崇め、信仰してきました。これが神社のルーツです。

②元から鎮座している神様
はるか昔から、人の手が関わっていないのに、洞窟、山、滝などに鎮座している神様(超自然)などのことです。

火之迦具土神は人の手によって、祀られた神様です。江戸時代、火罪は重罪であったことから、人々は「火」に対しては特に恐れが特に強かったと考えます。火事が起こると、家も失う、お金も失う、連帯責任になることもあり、なんとしても避けたい訳で、火事を防ぐために愛宕神社や秋葉神社とかの分社が全国に祀られてきたと解釈します。そんな人々の火之迦具土神に対する、古くからの願い、祈りが蓄積して、災難除けの力に繋がっていると考えます。

こちらの高尾神社は火之迦具土神のほか、牛頭天王(ごずてんのう)が祀られています。
牛頭天王…悪性の流行病を防ぐ神仏習合の神様。主に八坂神社に祀られています。



そのほか、武蔵御嶽神社のお社と軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)が祀られているお社があります。

武蔵御嶽神社には大口真神と呼ばれる犬の神様が祀られています。主に魔除けのご利益があります。


軍荼利明王は煩悩を消すというご利益があると言われています。神社で祀られているのは珍しいですね。


本殿も分社もボロボロですが、神仏が鎮座している神社です。

また、本殿から10分くらいの所に奥宮があります。


ちょっとした山登りを味わえますよ。




ここら辺はマムシが出るようなので、しっかりと装備をして参拝することをおすすめします。
機会がありましたら訪れてみてください。

■ 高尾神社 住所
〒190-0154 東京都あきる野市高尾660
JR武蔵五日市駅より徒歩23分ほど

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