・京都といえば九条ねぎ
京都と言えば九条ねぎが有名。京都に一度も訪れたことがない人でも、九条ねぎの名前だけは耳にしていること思います。なお京都を含む関西圏では、青ネギが主流。緑の部分が多いネギならば、スーパに行けば簡単に入手可能。
しかし、最近は関西圏でも白ネギの需要が高まってきています。白ネギが主流になっているのは、関東圏。関東にお住まいの方なら、白ネギは珍しくもないものになるでしょう。でも関西で育った白ネギとなると、白ネギ大国関東でも珍しい部類にはいるのは間違いないもの。
・関西は青ネギの理由は?
そもそもなぜ、関西は青ネギ・関東は白ネギが主流なのでしょうか。ヒントは、気候そのものにあります。関西は1年を通して穏やかな気候となっており、ネギの青い部分が育ちやすくなっています。
一方関東の天気も、関西とほぼ同じ。ただ東北に行くと寒くなる傾向にございます。気温が寒い場所になると、ネギの白い部分が育つようになります。しかも青ネギと比べると太くたくましく、成長していくのです。気候から考えると、京都での白ネギ作りは「難しい」と言えるでしょう。でも亀岡市の場合、冬になると気温は氷点下まで下がります。時には雪が積もることもしばしば。気候的に考えると、白ネギを育てるには最高の環境が整っていたのです。
・亀岡の白ネギ
亀岡市で作られた白ネギは、柔らかくて甘い味が特徴。またネギの青い部分も味が引き締まって、とても美味しいです。美味しさの秘密は、土作りによるもの。化学肥料や農薬にできるだけ頼らず、自然の味そのままを取り入れた白ネギとなっています。
亀岡の白ネギを手にするには、地元の人でないと厳しいものがあるでしょう。もし気になるというのならば、直接連絡を取るしかございません。
・京の台所
亀岡市は「京の台所」と言われるほど、農業が盛んな場所。開けた土地も関係しているでしょうが、亀岡の持つ栄養満タンの土と気候も大きく関係しています。
京の台所は、今も昔も多くの人のお腹を満タンにしているのです。