一昨日、ナイロン100℃の「ノーアートノーライフ」
を観て来ました。
この作品は10年前に上演されたものの再演で、僕も出演していたのです。
DVDも見返さずに行ったので、内容もすっかり忘れていたのですが
冒頭、暗転があけて、大倉さんが温水さんと話しているところを見た途端
ああ!
と記憶がよみがえり、そうだったそうだったと観進めるうちに記憶がよみがえってきました。
こんなにストレートな舞台だったんだなぁというのが一番の感想でした。
芸術というものにほんろうされる、言ってしまえばダメな、だけれど愛しい男達が
愛情たっぷりに描かれていて
ケラさんの書く作品としてはちょっと変った作品のような気がしました。
ラストでは、思わず泣きそうになって
拍手が止められませんでした。
楽屋を訪ねると、みのすけさんや温水さんが
「観に来ないのかって話してたんだよ~」
なんて言ってくれて、すごく嬉しかったです。
10年経って、僕はナイロンを辞めてしまったけれど
こうしてまたノーアートノーライフに出会えるなんて、嬉しくて興奮してしまいました。
三年ぶりに舞台に立ち、10年前に出演した舞台の再演を見る
なんだか今年は特別な年です。
さて、今日と明日は26、27日に開催されるシグナルズワークショップのテキストを書きます。
10年前、27歳、今、37歳
いいおじさんになってしまいましたが、まだまだお芝居の旅は続きます。
なんだかこれからが本番だという気がしています。