過日
シグナルズの劇団員
杉山さんの舞台を見て来ました。
作/演出は
山下監督
映画
「リンダリンダリンダ」
「松ヶ根乱射事件」
他、数々の名作を撮った監督です。
杉山さんと山下監督は山下監督が講師をしているワークショップで知り合ったそうです。
舞台は中学1年のあるクラス、おばかな中学生たちの日常を描いています。
いわゆるエチュード(即興)で作られた舞台で、台本はないそうです。
演じるのは20代~30代の大人達です。
おもしろかったです。
うん。
演劇というものが、例えば正義やら真実やら、愛やら神やら、そういう、小難しいとある面では思われるものを描くものであると同時に、どうでもいいこと、箸にも棒にもかからないものを描くものでもあることを再認識させられて、どっちも描けるからこそ、演劇って豊かだよなとか、思いました。
まあ、上の文章がすでに小難しいですが、単純におばかで無邪気な中学生をいい大人が演じているのが、おもしろかったです。
ほろ酔いでにっこり微笑む杉山さんの顔を見てもらえばそのことが、分かってもらえると思います。
本人は、エチュードで作られた、決まりごとの少ない舞台が大層怖かったそうですが。