【大阪の名建築】水道記念館 | バスと献血のたび

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今回とりあげるのは東淀川区の水道記念館です。私が淀川以北の建築物について投稿するのは珍しいことかもしれませんね。
 
地下鉄御堂筋線の西中島南方駅から淀川通りを東へ500メートルほど歩きますと柴島浄水場の正門に着きます。そこを右へ曲がり、浄水場に沿った道を350メートル進むと水道記念館の門(上の写真)があります。
 
春休み、夏休み、土日、祝日に一般公開されています。

▲一般開放日についてはこちらに案内があります。

 

では、入ってみましょう。浄水場等は、公衆衛生上、最も清潔を必要とする施設ですので、立入可能エリアは厳格に決められてて、柵で囲まれています。
 
門からまっすぐ中に入ると赤レンガの建物が立っています。こちらが水道記念館です。1914年に柴島浄水場の送水ポンプ場として建てられ、1986年に新しいポンプ場が建てられるまで稼働していました。
水道記念館となったのは1995年のこと。大阪市通水百周年記念事業として開館しました。
なお、明治・大正建築として貴重なものであることから、1999年に有形文化財として国の指定登録をうけています。
 
正面玄関上には「送水喞筩場」の文字を掲げ、その上には大阪市章も刻まれています。
この建物から門の方角を振り返ると淀川の上流を向くことになり、大阪の街に流れてくる恵みの水をこの建物が迎え入れているようにも見えます。
 
設計は宗兵蔵(そう ひょうぞう)。明治・大正の名建築家といわれ、昭和の時代には関西建築界の長老ともいわれた人です。主な作品として奈良国立博物館や生駒ビルヂングなどが挙げられます。
赤レンガの赤、御影石の白、二色の配置がおもしろいですね。
 
建物の中は子供さんが見学に来ることを意識したような展示になっています。
昔は水族館のような展示だったそうですが、変わったんですね。
 
水道がなかったころの暮らしを展示したコーナーもありますよ。凝ってますね。
 
 
いまはマイボトルを水色スイッチに持っていくんですよね。
水道記念館にも設置されていました!!
私が子供のころ「大阪の水はまずい」と言われていました。琵琶湖の水質がよくなり、水道水の処理方法が改善された現在でもそう思っている方、多いんじゃないでしょうか。私個人の感想ですが、大阪市の水は美味しいと思いますよ。
 
 

大阪市東淀川区柴島一丁目3-1

 

 

(訪問日2024/4/5)

 

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