大阪駅から路線バスを乗り継ぎ、2023年12月に近鉄河内花園駅(大阪府東大阪市)に達しました。
今回はその続き。近鉄河内花園駅前から近鉄八尾駅前(大阪府八尾市)までのバス乗継旅、第二話です。
・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(花園駅前⇒大和橋)はこちら ⇒ [リンク]
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阪神尼崎駅前を出発し、大阪市に接する衛星都市を時計回りに巡っています。尼崎市から豊中市、吹田市、摂津市、守口市、門真市、大東市、東大阪市を経て八尾市の大和橋バス停に到達しました。
大和橋バス停には近鉄バスの花園線と高砂線が通っています。花園線は花園駅前と山本駅前を結ぶ路線、そして高砂線は高砂団地と近鉄八尾駅前を結ぶ路線です。
ここに来た目的はお墓参りなんです。「花園駅前から山本駅前行きのバスに乗り、大和橋で降りてお墓参りへ。そのあとバス停に戻るとちょうど近鉄八尾駅前行きが来る」という計画を立ててきました。高砂線は1時間に1本しかないので、事前に時刻表を調べておかないと上手く乗り継げません。
空には大阪空港に向かう飛行機が見えます。大阪空港に着陸する飛行機は高安山上空で伊丹の方へ向きを定め、まっすぐ進みながら高度を下げていくのです。
バスが来ました。乗継作戦は成功。
2024年1月7日(日)
大和橋 16:27
↓ 近鉄バス
↓ 高砂線
↓ [94]近鉄八尾駅前行
↓ 270円
近鉄八尾駅前 16:38
高砂線には94番と95番の系統があり、94番はアリオ八尾を経由します。
先客は3名。大和橋からは3名が乗車します。運転士さんの横に立っているのは指導教官さんでしょうか。腕章をつけています。
バスは山本高校の先で右折。この交差点から河内山本駅までの間は桜の名所なんですよ。
▲こんなかんじ。桜のトンネルの下を玉串川が流れています(画像はWikipediaより)。
このバスは94番なのでアリオ八尾に乗り入れます。晴れ着の人が何人も歩いていますよ。今日は八尾市文化会館で「はたちのつどい」があったようです。2022年に成年年齢が18歳に引き下げられましたが、これまでどおり20歳を対象とした式典を催し、名称を「はたちのつどい」に変えているのですね。これは全国的な傾向のようです。
しげたか「ついつい成人式って呼んでしまうな」
妻「なんばウォークのことをいまだに『虹のまち』って呼んでるくらいやもんね」
アリオ八尾から300メートルほど南下して近鉄八尾駅前に到着。運転士さん、指導教官さん、おつかれさまです。
バス発着場の東側にLINOASという商業施設がありますが、これは西武百貨店の跡。
西側には2つの記念碑が立っています。ひとつは河内木綿伝承の地と刻まれた碑。
もうひとつはブラシの記念碑です。
歯ブラシの生産高日本一を記念して2005年に建てられたものだそうです。
https://www.yao-ryugelib.jp/update/librarynews/2021.9.pdf
▲詳しくはこちら
近鉄の高架に沿って300メートルほど西へ歩きますと、商店街があります。
近鉄八尾駅は昔、このあたりにあったそうで、それと交差するように今でも商店街が存続しています。
商店街の道は河内街道と呼ばれる古い道。北河内と中河内を南北に貫いています。駅は鉄道と街道の交点に設置されていたわけですね。
近鉄八尾駅の現在地への移転は、近鉄大阪線を高架化したときに実施されました。その際、西改札口はホームから西にずいぶん離れた場所に設置されています。
これは旧駅周辺に配慮してのことだと思います。
せっかくなので商店街をぶらり。八尾といえば河内音頭ですね(全国の皆様、ご存じですか?)。横断幕には枝豆の柄の着物が描かれていますが、枝豆も八尾の特産です。
駅が移転して半世紀も経つのに大きなアーケード商店街があるのは大したものだと思います。
妻「由緒正しい商店街やから日曜はほとんどの店が休んでるね」
このあたりでは毎月11日と27日に「お逮夜市」という露店市が開かれるそうです。
アーケード商店街の突き当りは八尾天満宮。
八日戎ですか。八尾の八にちなんで1月7日(今日)が宵戎で1月8日(明日)が本戎なのだそうです。参拝客でにぎわってますね。お参りしていきましょう。
お参りのあとは由緒正しい喫茶店で休憩。サイフォンで淹れたブレンドコーヒーをいただきます。
お、これ(大阪ではフレッシュと呼ぶ)も八尾の地場産品ですね!
今日のバス旅はここまで。
次は松原市を目指します。
(訪問日2024/1/7)
【つづく】