大阪から路線バスを乗り継ぎ、2019年6月に藤枝駅(静岡県藤枝市)に達しました。
今回はその続き。藤枝駅前から由比駅前までのバス乗継旅、第一話です。
・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(相良営業所⇒藤枝駅南口)はこちら ⇒ [リンク]
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2年ぶりの藤枝です。前回のバス旅はコロナ前だったんですね。世の中がこんな事態になるとはだれが予想したでしょう。
今回は妻と二人で行動します。
新幹線に乗ってきたのですが、彦根あたりは記録的な大雪(平年の35倍?!)が続き、新幹線から見る街も12月とは思えない積雪量でした。一方で静岡県は晴天。あまり寒くないです。そもそも静岡県に曇天は似合いませんね。
今日はまずここから静岡の市街地へ。
前回記事で
「藤枝観光してから続きをしたい」
と書いたのですが、時間の都合もあり藤枝市街地は車窓観光のみにして、宇津ノ谷で降りることにしました。
ここから乗るのは静鉄バスの中部国道線という路線です。バス停の標識にも蹴球都市のロゴが見えますね。さすが藤枝!
この日に利用するバスはすべて年末年始の特別ダイヤで運行されています。といいましても中部国道線は通常時と同じ30分間隔。
バスの発車まで時間があるので、駅前に展示されている子供さんの絵を鑑賞したり、駅周辺をぶらぶら歩いてみました。
お、バスが来ましたよ。
2021年12月30日(木)
藤枝駅前 10:09
↓ しずてつジャストライン 中部国道線
↓ [84] 新静岡行き 570円
宇津の谷入口 10:45
藤枝駅で利用客は11人(我々2人を含む)。藤枝は東海道の宿場町として栄えたところですが、宿場町だった市中心部と駅とが離れているので、その間をつなぐバスにはそこそこ需要がある模様です。
駅前の通りを北上し、瀬戸川を渡ると藤枝宿です。焼津と用宗の間が難所なので、このあたりの東海道は海から離れたところに通したんでしょうね。
左手を見ていますと藤枝だるまの看板を発見。伝統工芸品なんですね。つづいて蓮華寺池公園入口。蓮華寺池公園は藤枝の市街地を代表する名所ですが、バスからは見えません。
白子ではサッカーエース最中のお店を見つけました。前回のバス旅で藤枝到着を祝して食べた最中です。前回の写真を見ていたら見ていたら最中のパッケージに本町3丁目って写りこんでます。ここにお店があったのか!
更に進み藤岡入口。このあたりの松は立派ですね。街道筋らしいです。電線が邪魔にならないように松の木よりも更に上に通してあります。
法の橋バス停まで来ました。右手にピエールという喫茶店。ここは大盛メニューで有名なんだそうです。興味はあるんですけど、ボリュームのあるものを食べてしまうと先の工程をこなせなくなるのでパス(涙)!
岡部は藤枝の次の宿場町。内野本陣跡、大旅籠柏屋を右手に見ます。
そしてバスは峠のトンネル「宇津ノ谷トンネル」へ。
トンネルを抜けると静岡市です。
トンネルを出てすぐの「宇津の谷入口」バス停で下車します。バス停付近に道の駅があり、駐車場に多くのクルマが見えます。
ここは東海道の難所のひとつ。
近代化以降は明治、大正、昭和、平成とそれぞれの時代でトンネルが掘られました。
その中のひとつ、明治のトンネルを見に行きます。
国道1号を離れ、宇津ノ谷の集落を通り抜けて山を少し上ります。
この街並み、いいですね。
着きました。こちらが明治のトンネルです。
国の登録有形文化財だそうですよ。
ちょっと中に入ってみます。現役のトンネルなので藤枝側まで歩いて行けるんですが、途中で引き返しました。
トンネル見学のあとは来た道を戻って道の駅へ。ここは上り線・下り線の両方に施設があるだけでなく、トンネルを挟んで静岡市側と藤枝市側に施設がある珍しい道の駅なんだそうです。
次のバスまで時間があります。下り線側に売店らしきものが見えるので行ってみましょう。
藤枝は車窓観光になってしまいましたが、ブロガーM様の記事で予習したおかげで楽しめました。M様に感謝です。
(訪問日2021/12/30)
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