【大阪の名建築】大阪府咲洲庁舎 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
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ワクチン接種のついでに大阪府咲州庁舎に行ってきました。
地上55階、地下3階、高さ256メートルの超高層ビルです。国内で4番目に高いビルだそうで、高さ第4位のりんくうゲートタワービル(256.1メートル)とは10センチの差しかありません。

 

このビルの旧称は大阪ワールドトレードセンタービルディング。世界の主要な港湾都市にはワールドトレードセンタービルがありますが、

「大阪市にも建てよう!」

ということになって大阪市港湾局が中心となって建てたものの、テナント入居がふるわず、事実上の倒産状態となりました。その後、府庁舎の建て替えを検討していた大阪府が

「建て替えより安い」

ということでビルを買収し、大阪府の庁舎となったのです。ここを本庁舎にするという動きはあったのですが実現せず、大手前の府庁本館を本庁として使い続けています。

OsakaMetro南港ポートタウン線のトレードセンター前からATCの中を通り抜けて行くと、ビルの玄関とつながっています。

 

広々とした玄関ロビーですね。

このビルの最上階には有料の展望台があり、久しぶりに上ってみました。

 

料金は800円。

「さきしま COSMO TOWER」という愛称が付いているんですね。みなさんご存じでした?

受付の人に案内されてエレベータに乗ります。これで52階へ。

 

52階でトイレをお借りしました。

「使用後はフタを閉めて水を流しましょう」

とありますが、便器にフタがありません。

便器にフタがないのに気づいていても

「全ての便器のそばに貼る」という決裁事項に従って一律に貼っているのでしょうね。状況を無視して一律に実施してしまうというというのは、大組織にありがちなことです。

 

このあと展望台専用エレベーターに乗ります。

 

展望台に着きました。うーん、天気が悪い!

北西の方角に夢洲が見えます。2025年の万博会場予定地です。このビルが立っている咲州とは海底トンネルで結ばれています。

 

北東の方角には天保山、その向こうには市内中心部の高層ビル群が見えます。ここから見ると、大阪のオフィス街が北へシフトし、港湾施設が西へシフトしてきたことがよくわかります。

 

ビルの足元も見てみましょう。

南西の方角にはATCとさんふらわあターミナルが見えます。

 

東側にはインテックス大阪(国際展示場)。ここがワクチン接種会場です。手前左の高層ビルはスポーツ用品のミズノの本社です。

 

見学を終え、下に降ります。

エレベーターを乗り換える途中にビルの制振装置に関する説明コーナーがあります。

そういえばこのビル、東日本大震災で大きく損傷したんですよね。当時の大阪市の震度は3だったのですが…

 

帰りのエレベーターは6階で降り、食堂でお昼をいただきました。その話は別の記事に書きますね。

 

 

大阪市住之江区南港北一丁目14-16
 

(訪問日2021/8/13)

*最後の写真は9/10撮影。

 

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