【西国巡礼】101 第二十番札所 西山 善峯寺 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

路線バス(高速バスを含む)だけを使って夫婦で西国三十三所を巡礼しています。

【前回のおはなし】 

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善峯寺バス停です。ここからお寺の山門までは急な上り坂。

 

ちょっと歩いただけでバスがずいぶん下の方に見えます。

 

山門に着きました。組み物が豪華ですね。後ろにもう少し下がって全体を見たいところですが、山門前のスペースは意外にも狭く、いっぱいいっぱい下がって撮ったのが下の写真です。

善峯寺は天台宗のお寺で、創建は1029年。開基は源算上人です。

応仁の乱で伽藍の多くを失い、江戸時代に復興されました。現在の諸堂の多くは徳川桂昌院の寄進によるものです。

 

紅葉が綺麗ですよ。

土曜日の午後なのに人が少ないです。京都は紅葉の時期に観光客で混むのですが、西山にはあまり来ないのでしょうか。

 

山門をくぐってまっすぐ進むと西国札所の観音堂です。

本尊は十一面千手観世音菩薩で仁弘法師の作と伝わっています。

 

善峯寺では西山の斜面に建つ諸堂を約40分で回遊できるようになっています。

観音堂から鐘楼を通って一段高いところに上ると遊龍の松があります。

高さは2~3メートルですが、幹が水平に伸びる大きな五葉松の木で、国の天然記念物に指定されています。もともと約50メートルあったのを松くい虫の被害で15メートルほど切断されてしまったのだそうです。

 

さらに上へのぼると桂昌院廟があり、桂昌院の遺髪が納められています。

 

続いて釈迦堂です。ここに安置されているお釈迦さまは源算上人の作と伝わっていて、合掌した姿をしていますよ。

 

さらに石段を上ると稲荷社を経て薬師堂です。

 

桂昌院の由緒から出世薬師如来と呼ばれ、玉の輿をかなえてくださるのだとか。

そういえば、桂昌院はかつての名が玉だったことから玉の輿の語源だと言われていますが、どうやら俗説のようです。

 

薬師堂からは京都盆地が一望できます。

今は紅葉が綺麗ですが、春もまた良さそうですね。

 

ここからは下り坂です。

青蓮の滝。ここはモミジの名所だそうですが、時期がちょっと早かったようです。

飛び石を渡るビビりな妻。

 

観音堂前まで下りてきました。

観音堂に向って左に鉄板が敷いてありますね。

よく見たら「よしみね」って書いてあります。

 

妻「ものには名前を書いておかないとね(笑)」

 

最後に文殊堂へ。

こちらは善峯寺の寺宝館でもあります。無料の特別寺宝展が開催中!

桂昌院ゆかりの品が展示されていて、その奥に文殊菩薩像が安置されています。

 

最後にお守りをいただいて帰りました。

阪神淡路大震災で阪神高速道路の高架上に前輪を落としながらも宙づりの状態で止まったバスをおぼえていますか?あのバスの運転士さんがこのお守りを奉持していたことから「おちないお守り」と呼ばれています。

 

今年は洛中洛外の札所を7か所巡りました。次の札所は丹波亀岡の穴太寺です。巡礼道は西へ延びていますが、我々は東の向日町まで戻り、日を改めて亀岡を目指します。

 

(訪問日 2017/11/4)

 

【続く】


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