札幌から路線バスを乗り継ぎ、2017年3月に函館本線砂川駅に達しました。今回はその続き。砂川駅から旭川駅までのバス乗継旅、第一話です。
・札幌をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク］
・前回のお話（美唄駅前→砂川十字街）はこちら ⇒ [リンク]
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前日夜に砂川にやってきました。
特急電車を降りて駅員さんに切符を渡そうとしたら…
無人でした。
翌朝に乗るバスは駅前発ではないので乗り場を下見に行きます。
砂川市立病院という名前のバス停ですが、病院からは少し離れています。バス停には大きくて綺麗な待合室があり、中へ入ってみます。
滝川への本数が多いんですね。
振り返るとこんな注意書きが。
あと10分で自動施錠されるところでした！
ふー、危ない！
この日は砂川駅前で一泊。
朝になりました。
ホテルの部屋から砂川駅がよく見えます。
かつては石炭貨物の中継地だった砂川。駅裏の空き地には昔、何本もの線路が引いてあったのでしょう。
今日は旭川まで向かいます。旭川はあの山（イルムケップ山？）の向こうでしょうか。
ホテルを出てバス乗り場まで歩きます。
国道12号を横断。日本一長い直線道路です。
市立病院手前のエヌタワービル1階がバスターミナルになっています。
このビルの一階には薬局のドライブスルーがあるんですよ。こんなの初めて見ました。
地方では通院にバスを使う人が多いのですが、砂川では市立病院近くにバスターミナルを設けて利用者の便宜を図っています。
昨夜と違い、バス停には10人以上の人が列を作っています。意外に思いましたが9時35分発の札幌行き高速バスが到着すると全員が吸い込まれていきました。
バス乗り場に一人残された私が乗るのはこのバスです。
2017年9月9日(土）
砂川市立病院 9：43
↓ 北海道中央バス 歌志内線
↓ 滝川ターミナル行き 320円
開発局前 9：57
赤平から歌志内経由でやって来たバス。
10人以上が乗っています。需要があるんですね。
バスは直線道路を走ります。ペンケウタシナイ川を渡る橋の名は義経橋。北海道には義経と弁慶の伝説があちこちにありますが、砂川にも何かそういう話が伝わっているのかもしれません。
右手に砂川ハイウェイオアシスが見え、さらに進むと空知太（そらちぶと）です。北海道のアイヌ語地名で何々太というのをよく見かけますが、太はアイヌ語のputuのことで、河口を意味するそうです。確かに空知太は空知川が石狩川に合流する地点にあります。
日本一長い直線道路はここ空知太で終わり、国道12号は左に曲がります。
そして空知川を渡り滝川市に入ります。
空知川はアイヌ語で「滝が幾重にもかかる川」を意味する「ソー・ラプチ・ペツ」に由来するそうですが、それを和訳した地名が滝川なんだそうです。
滝川駅前までは行かず、空知川を渡ってすぐの開発局前で下車。
バス停から少し歩いたところにある滝川市美術自然史館へ。
美術館と自然史博物館が合体した施設です。
空知川でタキカワカイギュウの化石が見つかったことでできた施設らしいです。
ということで発見当時の化石の配置がわかる屋外展示もあります。
アプローチを挟んで反対側ではタキカワカイギュウちゃんが人魚と一緒におでむかえ。
隣には滝川市こども科学館もあります。ここには入りませんでした
美術部門では日本画家・岩橋英遠の作品が展示されています。雪戦会の日という作品が可愛かったです。雪戦会という言葉をここで初めて知ったのですが、学校行事として行われる雪中の旗取り合戦だそうです。
また、チョッちゃんこと黒柳朝さんのアンティークコレクションも展示されています。朝ドラ、懐かしいですね。ちょうど30年前ですよ。
ここで私のツボにはまったのは自然史展示での小さな説明版です。
手宮洞窟とフゴッペ洞窟の壁に刻まれた線刻の説明で
「原始人らしい素朴さと生命感にあふれた線刻です」
とあります。
原始人にも素朴じゃないヤツは大勢いたかもしれませんよ（笑）
（2017/9/9）
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