大正橋は大正区三軒家東と浪速区木津川とを結ぶ橋。
大正時代に架けられたことから大正橋と命名されました。
木津川に架かる橋で、道路は千日前通です。千日前通を東へ行くと難波や千日前の繁華街があります。橋の長さは80m、幅は41m。道路は片側4車線あり、終日交通量が多いです。
橋の東詰めから西方向を見たところ。
右に京セラドーム大阪が見えますね。
橋の西詰には顕彰碑があります。
顕彰碑によると、今の大正橋は2代目で、初代は大正4年にできたそうです。当時の日本で最長のアーチ橋だったとか。
いまの京セラドーム大阪の位置に大阪ガスがあり、その石炭輸送に配慮した大スパン建築だったそうです。
今の橋は昭和41年に施行され、完成は昭和49年。道路の全面開通は昭和52年です。橋脚は2か所あります。
橋詰の親柱には伊予の青石を原石のまま使用しています。
下流側高欄にはベートーベンの歓喜の歌の音符がデザインされています。よく見たら歩道はピアノの鍵盤風ですね。
歩道と車道の間にメトロノームを見つけました。
どうしてこんなデザインにしたのかはよく分かりません。
上流には道頓堀川水門。
下流にはJR大阪環状線の木津川橋梁が見えます。木津川橋梁も初代大正橋と同様に橋脚のない橋です。
大正橋の近くにJR大正駅があります。駅前のバス停の名前は大正駅前ではなく大正橋です。
ちなみに大正という地名は大正橋に由来しています。区名制定時に「大正橋区」を希望する声が多く、しかし「大正橋区」では長いので大正区となったそうです。
(訪問日2017/5/18)
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