思い出した時に書き込んでいる韓国語講座。今回は第4回、濁る音と濁らない音についてご説明します。前回の記事はこちら→ [リンク]
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ㄱ (k)
ㄷ (t)
ㅂ (p)
ㅈ (ch)
は、母音に挟まれると濁音化します。
「母音に挟まれる」とはどういうことかと言うと、単語の2文字目以降に位置することを言います。
例えば、韓国の大田(テジョン)市にある西大田駅(西はソと読みます)はソテジョンではなくソデジョンと読みます。
逆に、語頭にある ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ は濁音で読まれることはありません。
インドの首都ニューデリーは、韓国語でもニューデリー(ニュデルリと聞こえます)と言いますが、デリーはテリー(テルリ)と発音しているように聞こえます。
例) 仁川国際空港の到着スケジュール表を見てみましょう。
시즈오카
シジュオカ 静岡です。
즈のㅈは手前のㅣと後のㅡに挟まれ、チュではなくジュと読みます。
오사카
オサカ 大阪です。
サのㅅの前後が母音ですが、ㅅの字は濁りません。
간사이
カンサイ 関西です。
未だご紹介していない文字を含んでいますので、読めなくても問題ありません。
파리
パリ パリです。
도쿄
トキョ 東京です。
日本の地名をハングルで表記するとき、語頭の文字は濁るか濁らないかを意識していません。加賀と、レディーガガのガガはいずれも가가です。
나리타
ナリタ 成田です。
語末の타を다と書いてしまうとナリダになってしまいます。
나고야
ナゴヤ 名古屋です。
고のㄱは手前のㅏと後のㅗに挟まれ、コではなくゴと読みます。
시카고
シカゴ シカゴです。
名古屋の場合と同様に、고のㄱは手前のㅏと後のㅗに挟まれ、コではなくゴと読みます。
두바이
トゥバイ ドバイです。
바のㅂは手前のㅜと後のㅏに挟まれ、パではなくバと読みます。
모스크바
モスクバ モスクワです。
바のㅂは手前のㅡと後のㅏに挟まれ、パではなくバと読みます。
런던
ロンドン ロンドンです。
未だご紹介していない文字を含んでいますので、読めなくても問題ありません。
히드로
ヒドゥロ ヒースロー空港のことです。
드のㄷは手前のㅣと後のㅡに挟まれ、トゥではなくドゥと読みます。
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次回はパッチム(終声字)についてご説明します。
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