　六十里越展望台？から、奥只見湖を展望する。右手には田中角栄の碑があった。内閣総理大臣の肩書だった。

　二つの流れが橋の下で合流し、ダムへ。右手の川に只見線の鉄橋とトンネル。

橋から下流を望む。こんなに水が少ないのか？

　奥只見ダムから上流を。あのボートに乗るには関係者にならなければならない？　

　奥只見ダムから。雲が立ち昇る。雨模様ならではの風景。

　只見駅からR２８９へ入ったら…。伊波川というらしい。

　R289からR４０１へ折れ、昭和村に向かう。カフェがあり、立ち寄った。「ファーマーズカフェ大芦家」にて。スピーカーやライトがあってちょっとしたライブができそうな雰囲気。飲み鉄の六角精児の歌が流れていた。オーナーが気さくな方で、なんとなく話をしたら同い年。Uターン組でもないらしい。ここでライブもやるそうだ。そしてシンガーソングライターだというではないか。思わず店にあったオーナーのCDを購入。

　来客アルバムに載せるので写真を、と言われ入り口わきのテラス風のところでCDとともに撮ってもらう。帰宅して検索すると私の写真がのっかっていたのでびっくり。

　でDLの許可を頂いたので…。緊張しているなあ。

　オーナーのCDを帰りの車中でずっと聞いていた。写真をいただきたいとお願いしたメールから。

　「５０年前！　あのころ聞いた吉田拓郎の曲を思い出したり、身につまされる歌詞があったり…。時勢に流されないぞ的な歌詞も印象に残っています。」　

　そう、時流に流されないぞ的な歌詞は高石ともやかなあ、とあらためて思ったりする。

　あのころのレコードはたぶん屋根裏にまだあるだろう。

　昭和村に来るのはこれで３度目。１度目はたぶん２年前くらいの猛暑の日。奥只見シルバーラインのトンネルは涼しいだろう、と目的地に選び、気温差２０度にヨロコビ、そのまま田子倉ダムから桧枝岐、そしてR401、R400とぐるっとまわったとき。休憩に寄った道の駅でからむし工芸博物館が興味をひいたのだけど、開館時間を過ぎていた。

　２度目は今年のGW。朝一番の訪問地をここに選び、駐車場で朝ご飯のおにぎりを頬張りながら開館時刻を待っていた。このときは一通り博物館を見学したあと、お土産にカラムシ織１００％のネクタイを購入。あまりお土産を買う習慣はないのだけど、値引き品だったこともあって…。下の写真のネクタイがそれ。伝統工芸品は値が張る。帽子を購入した方が感想ノートに「一生モノ」と書いていた。反物の値も推して知るべし。それこそ「一生モノ」の買い物だろう。

　８年前にシナ織センターでシナ織のペンケースを手に入れたけど、今も使っている。あ、ネクタイもまだこのときしか身に着けていない。

　カラムシは苧麻から、シナ織はシナの木から。植物から繊維をとり、糸を紡ぎ…布に…衣に…。すごいなあ、と思う。

　R401からR400へ。ほとんどポツンと一軒家コース。対向車も現れない国道。この後はおとなしくR49から帰路へ。途中、いつもの直売所で肴豆（さかなまめ＝晩生の枝豆のこと）を見つけたのでそそくさと購入して帰宅。