今シーズンも恒例のドラマレビュー
朝ドラ「ブギウギ」
NHK総合 月曜〜土曜 8:00
主演:趣里
スズ子が東京へ出てから歌劇団の華やかさがなくなり、戦争で暗いシーンが続いたが、戦後になり、またステージシーンが戻ってきた。
このドラマは、ステージシーンを短縮せずに聴かせるのが良い。
前にも書いたが、趣里には「家政婦は見た!」の市原悦子感がある。
そろそろ水上恒司演じる愛助に死亡フラグが…
大河ドラマ「光る君へ」
NHK総合 日曜 20:00
主演:吉高由里子
「どうする家康」が終わって、「光る君へ」が始まった。
藤原が渋滞している。
左利きの吉高由里子が右手でペン習字を練習していた陰で、本田奏多が足で扇を仰ぐ練習をしていたかと思うとジワジワくる。
初恋の相手の兄が母の仇だったり、天皇に毒を盛ったり、ドロドロした人間関係。
昼メロドラマや昔の大映ドラマっぽい骨肉の争いや政争の展開で、一味違う大河ドラマになっていて期待が持てる。
ロバート秋山が唯一の常識人というのもなんとも言えず良い。
平安時代なのに菊が品種改良済みなのが気になったが、衣装が華やかなのも見応えがある。
大河ドラマで気になると言えば史実だが、平安貴族の史実は知らんしな。
@Boleswiecさん作
それにしても、昨年の大河ドラマ「どうする家康」は、「争いのない世界」という現代の価値観で戦国時代を語っていた部分が、どうしても引っ掛かって興醒めだった。
最終話は、皆で「えびすくい」の回想シーン。
最終話まで引っ張った鯉の話など、古沢ワールドの伏線の回収は楽しめたが、大河ドラマがこれでいいのか…
う〜む…
その他ドラマは、
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」
TBS系 日曜 21:00
主演:西島秀俊、芦田愛菜
天才指揮者が小さなオーケストラを助けるって、どこかで聞いた話だ。
當間えみが可愛い。
「アイのない恋人たち」
テレ朝系 日曜 22:00
主演:福士蒼汰
岡崎紗絵、成海璃子、佐々木希と美人が揃っているな。
肝心のドラマの内容は、第1話をTVerで観たが、続けてみる気にはならなかった。
「厨房のありす」
日テレ系 日曜 22:30
主演:門脇麦
火曜日の二階堂ふみも同じだが、門脇麦や二階堂ふみは、こういうのじゃない気がする。
これも観る気がしなかった。
「君が心をくれたから」
フジテレビ系 月曜 21:00
主演:永野芽郁、山田裕貴
月9ドラマ。
純愛モノかと思ったら、死神の斎藤工と松本若菜が出てきてSFチックなファンタジー。
初恋の人を救うために徐々に五感を失う主人公と、色盲、火事のトラウマに囚われている相手役。
死神の女が五感を失ってゆく主人公に同情しているけど、そう仕向けているのは貴方達やで!
高校時代と現在を行き来してストーリーが追えない。
永野芽郁の無駄遣い。
月曜21時は観づらい。
「春になったら」
フジテレビ系 月曜 22:00
主演:奈緒、木梨憲武
3ヶ月後に結婚する娘と、3ヶ月後に死ぬと宣告された父親のホームコメディー。
奈緒の演技は濃過ぎてちょっと苦手だが、暗い話になりそうなストーリーを木梨憲武がうまくコミカルな空気に変えている。
これは意外と面白いかも?
「正直不動産2」
NHK総合 火曜 22:00
主演:山下智久、福原遥
やまぴー、まいんちゃんの安定感、倉科カナの可愛さに加えて、今回は敵役にディーン・フジオカ。
ストーリー展開が途中で読めてしまうのはこの手のドラマにあるあるだが、ハズレはなさそう。
「Eye Love You」
TBS系 火曜 22:00
主演:二階堂ふみ
心が読める主人公と韓国人の恋愛もの。
観る気がせんなぁ〜。
そもそも二階堂ふみはエグいクセのある役を演じるイメージが強いので、胸キュンドラマのヒロインのイメージがない。
「となりのナースエイド」
日本テレビ系 水曜 22:00
主演:川栄李奈、高杉真宙
医療オタクで専門知識をひけらかすナースエイドのヒロインとツンデレの相手役。
ありきたり且つ無理設定。
日本テレビ系列のドラマは設定に無理がありすぎ。
「婚活1000本ノック」
フジテレビ系 水曜 22:00
主演:福田麻貴
幽霊に婚活指南を受けるOL。
福田麻貴は芸人やし、知ってる俳優がほぼ皆無という…
水曜22時のドラマは、今回は両方とも微妙。
「大奥」
フジテレビ系 木曜 22:00
主演:小芝風花
大奥で繰り広げられる陰湿なイジメ。
これもなんか微妙。
小芝風花は作品に恵まれんなぁ〜。
「大奥」はいろんなところでやっていて飽きた。
「不適切にもほどがある!」
TBS系 金曜 22:00
主演:阿部サダヲ
宮藤官九郎脚本で、今シーズン一押し。
冒頭から喫煙シーンと不適切発言の連発。
昭和から令和へタイムスリップしてきて、ワイヤレスイヤホン、iQOS、スマホにカルチャーショック。
「うどんが垂れてる」「薄くてツルツルした奴」...
逆に令和から昭和にタイムトリップしてきた少年の「地上波でおっぱいが見たいんだ〜!」のセリフには吹いた。
そして、第1話の後半では「話し合いまSHOW」で、なぜかミュージカル。
クドカンは、「いだてん」の喫煙シーンでNHKにクレームが入ったのを余程根に持っているのか?
「この作品には...」のテロップが2回も出てきた。
コンプライアンスだらけの世の中の風潮に一石を投じてくれ〜。
「おっさんずラブ -リターンズ-」
テレビ朝日系 金曜 22:15
主演:田中圭
これも飽きた。
「新空港占拠」
日本テレビ系 土曜 22:00
主演:櫻井翔
「大病院占拠」の続編で、櫻井翔版のスケールの小さなダイハード。
「大病院占拠」の時も観る気が失せたが、いろいろ無理があり得なさすぎ。
櫻井翔は、微妙にポッチャリでアクションのキレが悪い(二宮和也を見習って欲しい)
神奈川新空港のロケ地は仙台空港。
「離婚しない男―サレ夫と悪嫁(およめ)の騙し愛―」
テレビ朝日系 土曜 23:30
主演:伊藤淳史
サレ男に伊藤淳史、ヤリ男に小池徹平、不倫する悪嫁に篠田麻里子、そして弁護士が水野真紀。
悪嫁に不倫スキャンダルで干されていた篠田麻里子をキャスティングするのはインパクトがある。
プライベートを切り売りにして、このくらい振り切れていないと芸能界では生き残っていけないのかもしれん。
ま、不倫は犯罪ではないので…
麻里子様は棒演技のイメージもあるが、ギャグテイストの鈴木おさむ脚本にはマッチしている。
さっそく上からマリコ、前からマリコ、後ろからマリコの濃厚エロシーン。
首の鈴やスポーツジムのマシンで艶シーンを描写…
それをスマホ越しに目撃したサレ男はなぜか歯が折れるし…
小池徹平や水野真紀の演技もクセが強くて何度も見返したくなる。
挿入歌の「最後の雨」も笑った。
いわゆるドロドロ昼ドラのパロディー物で馬鹿げてるなぁ〜とツッコミながら観るタイプのドラマ。
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
フジテレビ系 土曜 22:10
主演:原田泰造
原田泰造はNHKでも同じようなキャラでドラマに出ていなかったか?
前クールは、「コタツのない家」「いちばん好きな花」「セクシー田中さん」はだいたい観た。
三者三様だが、世の中の生きづらさがテーマとして流行りなのかね?
「いちばん好きな花」は良かった。
特に、志木美鳥が出てきたシーンが謎解きのようで面白かった。
おお、田中麗奈かぁ〜…という驚き。
最終話の偽物4人のテーブルシーンもツボった。
志木美鳥や潮ゆくえの思春期時代を演じた、上坂樹里、片桐凛、出口夏希など若手俳優陣と、藤井風さんの弾き語りも良き。
出てくる人たちの非常識さと、結局ストーリーの中身はSMAP「世界で一番好きな花」じゃん?というのはあったけれど。
今シーズンは、「不適切にもほどがある!」「離婚しない男―サレ夫と悪嫁(およめ)の騙し愛―」は観る。
テーマはともに不適切、コンプライアンスへの挑戦(笑)
あとは、時間があれば「春になったら」「正直不動産2」を観る感じかなぁ~。
ノリダーとチビノリダーが主演のドラマが同時にあるというのは感慨深い。
しかしまぁ、永野芽郁、小芝風花、二階堂ふみ、門脇麦と実力派が揃っていても、観るドラマは篠田麻里子ってのがなんだかね〜(笑)