夏休みは色々と多忙を極め、次回、ライブ配信は、9月1日午後5時半からYouTube、三朗チャンネルで行います。テキストは、LECの問題集に入ります。伊藤塾の後半は、このブログで適宜話したいなと思ってます。

 

伊藤塾模試二回目の問題6は改正の知識問題で、条文覚えていれば瞬殺できます。

 

ここでは、憲法改正条項についての、憲法制定過程での議論についてちょっと書いておこうと思います。勿論、以下に述べることは、試験には出ませんが、へえーと思っていただけたら幸甚であります。

 

 

 GHQに憲法学者はゼロ

 

押しつけ憲法である日本国憲法を制定したGHQに憲法学者はゼロで、しかもその面子はすべて軍人なわけです。まあ、いろんなよその国の憲法をマネして作ったわけですよね。日本の憲法研究会の案もまねしたらしいよ。ただ松本案には驚いたわけだが。

 

中でも、ラウエル陸軍中佐は、昔から、趣味で、日本国憲法を勉強していたんだね。変わった人もいたもんで、このラウエルはなかなかよく働いた。

 

 

 憲法改正条項を作った面子はズブの素人

 

26歳のリチャード・プール海軍少尉⇒なんと日本で生まれたアメリカ人なんですが、憲法の知識ゼロ。

 

ジョージ・ネルソン⇒まったく謎の人物で、わかっているのは、大学を出たばかりということくらい。なぜ、ホイットニーがネルソンを任命したかというと、4月29日生まれだというのが理由(天皇と同じ)

 

まあ、この二人に作れと命じられたけど、当然、作れるわけないよね。

 

最終的にはホイットニーが、フィリピンの憲法を参考にして、憲法改正条項を作ったとされている。

 

 もともと10年間改正禁止というのもあった

 

GHQの案には、10年間憲法改正禁止というのがあったんだな。勿論、これはアメリカ人からも批判されなくなったんだよね(チャールズ・ケーディス大佐など)

 

理由は、日本人のことだから、すぐに憲法改正してとんでもない憲法作ったら困るということだね

 

 

※この続きはまた