弥生のこと
さ緑のベールが上を染み染みと 弥生雨降る遠き山まで
裏路(うらみち)は忽ち(たちまち)開け雨烟(けむ)る 天地(あめつち)に今抱かれゆく吾
日曜の朝明(あさあけ)に降る初雪の 音無き世界雀静まれ
曲がり角行けば流るる梅が香に ペダルを止めつ肺押し開く
チターの音懐かしき茶房白き花の たわわなるユッカ見つつ夢見る
さ緑のベールが上を染み染みと 弥生雨降る遠き山まで
裏路(うらみち)は忽ち(たちまち)開け雨烟(けむ)る 天地(あめつち)に今抱かれゆく吾
日曜の朝明(あさあけ)に降る初雪の 音無き世界雀静まれ
曲がり角行けば流るる梅が香に ペダルを止めつ肺押し開く
チターの音懐かしき茶房白き花の たわわなるユッカ見つつ夢見る