奇跡的な
神秘的な
景色に出会い
色の素晴らしさとデジタルでは感じられない色や空気を再確認して帰る事に
道の標識には「熊注意」「鹿スピード落とせ」と
野生の動物が本当に近くに住んでる雰囲気
…‼️‼️
BOSSが急減速🚙
『シカ〜〜!!』
写真では見にくいですが
オスのエゾシカ
ツノがスゲー立派
ちょっとぶつかったら首が持ってかれそうな🦌
よくサンタの前でソリ引っ張ってるヤーツだ!!
しかも道路脇を
「ほらっオイラを見たいんだろ!」
「わざわざ東京からオイラを見に来たんだろ?」
と言ってるに違いない
ゆっくりサッサッサッと軽快に歩いてこっちを見て
50mくらい並走しました
BOSSに聴くと、あれはまだ若い鹿で200キロくらいって事
あの鹿をひいたら車が大破するって話は本当だなぁと
BOSSも北海道に住みだして数年
まだ鹿に激突した事はないらしく
近所の人や知り合いに聞いて
「鹿はヤバイ」 と
信号もほとんどない
街灯もない道を走っていて突然鹿が道の真ん中に現れたら激突する自信がありますし
でもあんなに接近してエゾシカを
しかも象徴の立派なツノを持ったオスに出会い
見れた事がとても嬉しくて
オッさん4人は少しハイテンション
まだまだ鹿を見たくらいでテンション上がる様では地元民にはなれないなぁ
とか
鹿にぶつかるくらい経験しないと弟子屈(テシカガ)民じゃないよぉ〜って言われてるんだよ〜
なんて鹿話が盛り上がり
話題も変わり
色んな話をして
山道や大きな道を走って
ちょっと明るい街に入るなぁって時に
…起こりました
BOSSが急ブレーキ
「わーー!!」
「ごめんんん」
後部座席に座ってた僕は
何事か?!
と正面を見た瞬間に
メス鹿さんと目が合い
「ドン!!」
およそ200キロくらいの鹿と激突っス
鹿さんはぶつかった衝撃でコロンコロンと2回転くらいして…
あぁ〜血だらけになってみんなで謝らなきゃなぁ…
と思ったら
ピョンピョン跳ねてどこかへ行ってしまいました🦌
ある程度大きかったので車のグリル部分に横っ腹が正面衝突だったみたいで
鹿さんは大丈夫だったみたい‼️
なんか良かったぁと胸を撫で下ろした…んだけど
「車は?!」
ここは家から100キロ以上離れてるし
このまま動かなかったらJAFさんにお願いしなければ
しかも
ここは知床
JAFさんもそう簡単には来れないし…
恐る恐る車をチェック
…
僕は車の事に詳しくないのでよくわからないんですが
うちには現役大手車メーカーに勤める契約アマがいる
頼もしいっす!!
早速チェック
どうやら
グリルがアウト
ラジエターも傷が入り
ボンネットが曲がった
ホーンが鳴らない
とりあえずそれくらいみたい
…
って事は動くのかな??
でもボンネットが閉まらないってダメじゃね
なんか凄い場所を
渾身の力を込めて
体重を乗せて…
ガッ
ガッ
ガッ
って引っ張って
……?!( ・∇・)
スゲー!!
ボンネットがハマった
スゲーっス
何回かJAF呼んで作業してもらった事あるけど
今回のガッガッガッはハンパねっす
ラジエターは心配だけど
これで帰れる事は帰れるっしょ!
と契約アマ…いや
僕らのオレンジ
興奮を治めるのと
車の様子を見るので少し待機
僕は事故現場をチェック
何かの破片を収集
グリルの止めてるとこが折れて歯抜け状態の車を見ながら
みんなで瞬間の話や明日の段取りの話
なんだかオッさんばかりだけど
男だけの変なポジティブ話に花が咲き
笑って
「じゃー安全運転で帰りますか」
腹が減ってはナンチャラって言いますから
北海道でラーメンって言ったらココ
って事で
山岡家
もちろんみんなカロリー使ったので大盛り
これで弟子屈民になれたなぁ
と小さな声でBOSSがポツリと呟いて
BOSSが真のテシカガンになった瞬間に立ち会えた事が僕にとって密かに喜びでした
まだ21時くらいなのに深夜みたいな道を走り帰る車中で思うのは…
鹿さんに当たる間際にBOSSが
「ヤバイ!」「わー!」とかではなく
「ごめんん」と叫んだ事
背も高いし、ゴツい顔のBOSSですが
僕が感じてた通り
「優しい」
僕はそういうトコが人間的に素晴らしいと思うんです
みんな同じに見えるゴルフクラブでも
BOSSが組んだクラブにはそんな人間味が加わってるんだと思います