この日エディオンスタジアムのバックスタンドは、ほぼ端まで埋まった。
ここまで12勝1分1負
現実的にありえるのかという勝ち星を重ねてきた。
よく◯戦無敗という言葉はJリーグではよく使われるが
そこには多くの引き分けがある単純に負けてないという表現だが
それでも評価されていくというのがJリーグだが
今季のサンフレッチェの凄さは分け、負けがわずかここまで合わせて2しかない。
負けてないどころではなく、引き分けてもない
それぞれの試合で「ほぼ最高の結果」を残してるということになる。
この20,219人という動員はそれを賞賛するものだったと思う。
■今季最多の20,219人
ワールドカップ中断前の最後のリーグ戦
ほぼ負けないサンフレッチェに対する期待は大きかったのだが
15連戦を楽勝ではないギリギリのところで耐え忍びながら戦った。
その代償は徐々にカラダに影響を見せてたのかもしれない
この辺りでやはり対戦相手も「ん?今季の広島は違う」と感づいた時期だったかもしれない。
しかしそれを後押しする20,219人
勝利は出来なかったが、チャンスも作り頑張っている試合が観れた。
■支配率を高めれば相手のゴール前は密集する
長崎戦以来、しっかりボールを回すことが出来た試合
支配率を高めることが出来、ボールを持つ時間も長かった
そうなると相手守備陣はある程度引いて守るカタチになるのが定石。
もちろん湘南や横浜FM(広島もだが)のように前から奪いにくる場合は違うが
どうしてもそこから得点するには時間とアイデアが必要になってくる
長崎戦も支配率では高い数字を出したが、それは攻撃のやりやすさに直結するわけではない
実際に得点出来たのも右サイドでしっかり作り、アイデアの中で何度かトライした上で出来た得点。
その得点が生まれるまでは相当苦労していた。
ある意味ポゼッションとは「守備」の時間。
相手にボールを渡さない時間=得点出来ない時間ということになる。
でも得点しなくてはならないが、それにはゴール前に引いた守備陣を崩さなくてはいけない
それにはしっかりした精度とアイデアが必要になる
また相手と共に味方も人数かけて攻めるので結果的にゴール前に多くの人がいることになる
そうすれば自然とゴールに向かっての隙間は狭くなる
よくゴール前でシュートを撃たない選手に「なんであそこまで行って撃たないんだ」という声があるが
もしかしたらシュートを撃つ当事者からすれば、あれだけゴール前に人がいるのに
「どこに撃つ隙間があるんだ!」ということは多分になると思う。
このC大阪戦も確かにC大阪の守備陣やGKのヒョンジンも素晴らしかったが
広島の崩しも素晴らしいプレイがあった。でももう少し相手守備陣を前におびき出すことができれば
もっとゴール前には隙間が出来ていたはず。得点の確率も上がっていたと思う。
それでもミシャが広島で3421を始めたJ2の2008から数年間は
その特異なシステムと、そこから生まれる連携とアイデアによって、その突破口を開けていた。
しかし今はスタンダードなシステムと高い位置でのボール奪取からの速攻を中心に得点をあげていた。
すると今度、支配率が高くなるとそこに別の戦い方が必要になってくる。
ボールを持てることで支配率は上がるが、相手守備陣がゴール前に人数をかけるのは明白となる
そこを上回って得点することは非常に難しい。
だとすれば方法は2つ。
1つは、連携を高めアイデアを駆使し、高い精度の高いシュートを撃つ
もう1つは相手をゴール前から引き離す前準備をして攻撃に移ること
例えば低いバックラインでボールを回し相手を引き出す方法。
またはロングボールを多用し相手の前線と最終ラインの間隔を広げること
相手を「広げ、相手を前に出す。」これにより得点しやすい状況をつくる。