「音楽を観る」 (ジャネット・カーディフ)
ニューヨーク近代美術館/Museum of Modern Art/Janet Cardiff

僕は仕事で画廊や美術館で展示の仕事をしているのですが、
展示の仕方にもいろいろあるのだけど、この間ニューヨークの近代美術館に行って・・・
「凄いなぁ~」
と思った作品があったのでチョっと書いてみます。
ニューヨーク近代美術館で9月から3月(2005-2006)まで2階の現代美術のフロアで開催している展覧会、「Take Two. Worlds and Views: Contemporary Art from the Collection」の作品のヒトツ
写真の「タイトル」を良く見てみると(英語)わかると思うんだけど、この「作品」は40コのスピーカーが立てられていて、そのヒトツひとつが「声」になっている訳。

400年前くらいに書かれたモテットが大合唱。
「Motet」 : 聖体拝領のない、賛美歌
1575年に、Thomas Tallis という人が描いた「Spem in alium nunquam habui」、ポリフォニーのモテット。
(ポリフォニーは、中世からルネッサンス期に盛んだった、それぞれのパートが別の旋律を持つ曲。ハーモニーも生ずるけど、あくまで各旋律の流れが主役)(以上知り合いのブログより盗用)

アーティストの名前は Janet Cardiff(カナダ人)
この部屋(gallery) に入ると最初は、一つひとつのスピーカーから、こそこそ話のような声が聴こえてくる、そのウチ合唱の準備。
「ゴホン、ゴホン」
とか聴こえてくる訳。
そういているといきなり『ワッ!!』と賛美歌が始まるんだけど、これが凄い。
よく写真を見てもらうと解るんですが、40コのスピーカーは5コづつ、大きく8つに別れており、これは合唱の「パート」になっている。ソプラノとかテナーとか僕には詳しくはわかりませんが(8つもパートあったっけ?)窓際のスピーカー達が「ワッ!」としたと思ったら、入り口の方にあるスピーカー達が「ワッ!」と。
なんて説明したらいいのかな、ネオンの広告のように、あっちがピカッとしたらコッチがピカッと・・・
そうしているウチに全てのスピーカーから大合唱が流れる訳。
それはまるで、よく出来た噴水というか、ローソクの並んだケーキのような・・・ケーキや噴水の真ん中に立って水や炎の「歌」を聴いている気分。
部屋の中をゆっくり「散歩」すると、さっき立っていた場所とは全然、違う雰囲気。スピーカーの前をゆっくり時計周りに歩くと一つヒトツの音がハッキリ聴こえてきて、どんどん賛美歌の「景色」が変わってくる。
まるで時計の秒針の先に立っているみたいな気分にさせてくれる。
中には子供の歌声なども混じっている、女の人の声、男の声。
コンサートホールでコーラスの人たちが「円」になって歌ってくれて、その中を自由に歩きまわれる。と言う感覚に近い、というか、そのまま。
ここは美術館・・・観に来ている? 人たちは、みんな呆然として聴き入っている。
抱き合うカップルや、ソファーに座って目を閉じている人、スピーカーの前を歩いている人たち。
目を閉じて作品を観ている。
あたらめて「音楽もアートだ」と感じた。
しかもソレが無機質なスピーカーが40コも並べられている中で感じられるのがコンセプシュアルでいいギャップになっていた。
今書いた「↑」がこの「作品」そのものだと言うことに気付く。
見えない、触れない作品=音楽
しかし物質のしてのスピーカーは目の前にあり、触ることも出来る。
面白いなぁ
しかし、こう言う作品を「文章」で説明するのは難しい・・・
と、いうコトで「ビデオ」。
(クリックすると音と映像が見れます、小さいファイルです)
『近代美術館#1』
もうひとつあります。
『近代美術館#2』
ネットで自分で撮った映像を流せないかな? と探していたら、こんなサイトみつけました、ちょっと実験中です。
please click here!!
.

僕は仕事で画廊や美術館で展示の仕事をしているのですが、
展示の仕方にもいろいろあるのだけど、この間ニューヨークの近代美術館に行って・・・
「凄いなぁ~」
と思った作品があったのでチョっと書いてみます。
ニューヨーク近代美術館で9月から3月(2005-2006)まで2階の現代美術のフロアで開催している展覧会、「Take Two. Worlds and Views: Contemporary Art from the Collection」の作品のヒトツ
写真の「タイトル」を良く見てみると(英語)わかると思うんだけど、この「作品」は40コのスピーカーが立てられていて、そのヒトツひとつが「声」になっている訳。

400年前くらいに書かれたモテットが大合唱。
「Motet」 : 聖体拝領のない、賛美歌
1575年に、Thomas Tallis という人が描いた「Spem in alium nunquam habui」、ポリフォニーのモテット。
(ポリフォニーは、中世からルネッサンス期に盛んだった、それぞれのパートが別の旋律を持つ曲。ハーモニーも生ずるけど、あくまで各旋律の流れが主役)(以上知り合いのブログより盗用)

アーティストの名前は Janet Cardiff(カナダ人)
この部屋(gallery) に入ると最初は、一つひとつのスピーカーから、こそこそ話のような声が聴こえてくる、そのウチ合唱の準備。
「ゴホン、ゴホン」
とか聴こえてくる訳。
そういているといきなり『ワッ!!』と賛美歌が始まるんだけど、これが凄い。
よく写真を見てもらうと解るんですが、40コのスピーカーは5コづつ、大きく8つに別れており、これは合唱の「パート」になっている。ソプラノとかテナーとか僕には詳しくはわかりませんが(8つもパートあったっけ?)窓際のスピーカー達が「ワッ!」としたと思ったら、入り口の方にあるスピーカー達が「ワッ!」と。
なんて説明したらいいのかな、ネオンの広告のように、あっちがピカッとしたらコッチがピカッと・・・
そうしているウチに全てのスピーカーから大合唱が流れる訳。
それはまるで、よく出来た噴水というか、ローソクの並んだケーキのような・・・ケーキや噴水の真ん中に立って水や炎の「歌」を聴いている気分。
部屋の中をゆっくり「散歩」すると、さっき立っていた場所とは全然、違う雰囲気。スピーカーの前をゆっくり時計周りに歩くと一つヒトツの音がハッキリ聴こえてきて、どんどん賛美歌の「景色」が変わってくる。
まるで時計の秒針の先に立っているみたいな気分にさせてくれる。
中には子供の歌声なども混じっている、女の人の声、男の声。
コンサートホールでコーラスの人たちが「円」になって歌ってくれて、その中を自由に歩きまわれる。と言う感覚に近い、というか、そのまま。
ここは美術館・・・観に来ている? 人たちは、みんな呆然として聴き入っている。
抱き合うカップルや、ソファーに座って目を閉じている人、スピーカーの前を歩いている人たち。
目を閉じて作品を観ている。
あたらめて「音楽もアートだ」と感じた。
しかもソレが無機質なスピーカーが40コも並べられている中で感じられるのがコンセプシュアルでいいギャップになっていた。
今書いた「↑」がこの「作品」そのものだと言うことに気付く。
見えない、触れない作品=音楽
しかし物質のしてのスピーカーは目の前にあり、触ることも出来る。
面白いなぁ
しかし、こう言う作品を「文章」で説明するのは難しい・・・
と、いうコトで「ビデオ」。
(クリックすると音と映像が見れます、小さいファイルです)
『近代美術館#1』
もうひとつあります。
『近代美術館#2』
ネットで自分で撮った映像を流せないかな? と探していたら、こんなサイトみつけました、ちょっと実験中です。
please click here!!
.