燕山荘〜常念小屋縦走(追記)
2024年6月22日(土)先負/晴れ
登山初日の合戦尾根は、雨中の行軍となりました。
🐌デンデンジジイの私は、燕山荘までが精一杯でした。
その疲労困憊は極限で、私が撮った写真は、ほぼありません。
正直、写真どころではなかったのです。
2日目の私は苦しいながらも、写真を撮る気力はありました。
朝焼けの裏銀座、槍穂が神秘的な美しさでした。
表銀座を大天井岳に向かって歩くと、いつも槍様が見ていてくれます。なんて贅沢な縦走路でしょう。
大天荘から常念小屋に向かうと、今度は右手に、ずっと穂槍が一緒です。素晴らしい景色です。
そして、こちらから見る常念岳は、大きくてどっしりしていて、とても安定感があります。安曇野から見上げる常念岳と異なり、どこか優しさがあります。こちらから見る常念岳、私は好きです。
体力温存を第一として、無事に下山することだけを考えて歩いていました。
そのために、燕岳、大天井岳、東天井岳、横通岳、常念岳と、すべての登頂を諦めました。
大天井岳は、登ろうと思えば登れたに違いありません。ただ、私は、いったん守りに入った以上は、欲を出さないこと、迷わないことに決めています。
その結果として、無事に下山できたのだと思っています。
山の神様、私を守ってくださり、ありがとうございました。
感謝、感謝、感謝です。
登山計画では、22日(土)は常念小屋に泊まる予定でした。
ところが、翌23日(日)の天気予報は、確実に雨。
常念岳の一ノ沢コースは、丸太橋も徒渉箇所も河原歩きも多いので、雨中の下山は優しくありません。
常念小屋の方からも、「今日中に下山出来るなら、その方が安全です」と助言されました。
急遽、常念小屋をキャンセルして、タクシーを電話予約して(一ノ沢コースはアンテナが立ちません)、🐌デンデンジジイは下山しました。
メデタシ、メデタシ。