先週だったと思いますが
東京では
ロシアのヴァイオリニスト ワディム・レービンと、ボリショイ・バレエ団のスヴェトラーナ・ザハーロフの共演があったんですよね。
もしかしたら、観に行かれた方、おられるでしょうか?
これまで全く知らなかったんですけどね、
NHKに出演してる時にたまたま見かけて、目が釘付けに♡♡
彼女の美しさも特別だったし、これまで見たことのないような幸せ感一杯の大人カップル。
でね
「100年の遅れがある‥」と思ったんです。
それぞれに実力あるプロフェッショナルな芸術家であるのはもちろんのこと、
パートナーシップとして溢れるものあり、愛も恋も、本当に愛も恋も(2回言いたい)あふれてました。
ダダ漏れ♡
ツッコミどころのない満たされ感にあふれてて、船越栄二郎と美保純が言葉に詰まっているのが、伝わって来ました(^_^;)
自立してて♡
頼り合ってて♡
信頼もあって♡
恋も途切れてなくて♡
愛もある♡感じ。
夫のワディムは、スヴェトラーナに一目惚れするより先に、
〈声の一音〉を聞いただけで、すべてを好きになったそうで、後に結婚して子どもを持ってる今もなおその想いがずっとずっと続いている、とのこと。
唸りました♡
日本が鎖国していた17世紀~19世紀の250年間。
ヨーロッパは、科学の発展、思想的変遷、産業革命‥と、まさに激動の時代。
この〈うねり〉が様々な人間観の熟成にもつながっていった訳ですが、
鎖国があけた時、
日本には、
このうねりが〈グシャっと〉凝縮された形でお団子になって、入って来てしまったので、
特に思想においては、日本は今なお成熟がみられない、と云われています。
ここに
性に関する捉え方や、男女のパートナーシップも、大いに関係してると思うんです。
〈うねり〉が整理できてないから
お団子状態のものを、ついつい倫理や道徳の二分法で分けてしまいがち、
〈良し悪し〉〈善悪〉で振り分けようとしてしまいがち
ここに未熟さの根っこがあるんじゃないかと思います。
実際
性が悪い、とか
性が良い、とか
そんなことではないのに‥
性は
命の根っこであり、
愛であり、
快楽であり、
親密さであり、
同時にそこには数々のリスクもあって‥
とにかくは、カンタンに〈白黒に分けられる〉ようなことでは無い。
先日はついに、カズオ・イシグロがノーベル文学賞☆
各界のトップレベルで活躍している日本人は増えていってるけれど、
その一方で、パートナーシップ絡めた〈性愛の世界〉については、まだまだ取り遅れているんじゃないかと思います。
過日はやっと『人生フルーツ』を。
とても素敵な日本のご高齢のご夫婦のドキュメンタリー。
ほんとうに非の打ちどころ無い素敵さでしたけれど、
けれど
やっぱり、男女のパートナーシップとしては〈100年遅れてる感〉が残りました。
人としては、憧れることがとてもたくさん。
でももし
あそこを目指したいか?と問われたら
〈あの先〉に進みたい☆
家族的に溶け合ってしまわず、
どこまでも個として在って、
〈男女〉な関係でも居られること。
〈アマナテーチャー〉〈性愛セラピスト〉がもう必要なくなり、性共育が行き渡ることを夢見る〈30年後〉☆
一般社会での
パートナーシップの在り方が熟成されるのは、いつ頃になるのでしょうか?
100年後の日本、見てみたいです。