清廉な美女・原節子さんのことを…

と云っても原さんが活躍した時代はオイラまだガキんちょで出演してた映画もリバイバルで見たのだからエラソなことは言えないが、いつの間にか原節子さんの出てる映画は殆ど見ていたンだからね~

日本女子の清廉美をかもしだす最高の女優!
として語り継がれてるが、オイラはいつも日本人ばなれしてる女性だな…と思ってたよ。
当時は美人で背が高い日本人は少なかったハズなので原さんの大きさは相当に目立ったのかも。

原節子さんは『東京物語』に代表される小津安二郎監督映画の常連で息もピッタリで見るたびに小津映画の上質感が味わえた~!
原さんが出演した映画の中でオイラが一番圧倒されたのは黒澤明監督の『白痴』だ。
この映画での原節子さんは、清廉さを軽くふき飛ばす佇まいをみせ、彼女の妖艶な美しさは恐ろしいくらいで映像の流れを止めてしまうほどだった!

アノ時代の映画は監督も脚本もスタッフも素晴らしく国民の「総意」に応えるかのよう名作・傑作を発表してくれて~見る方は大変だった!
毎週では追いつかず毎日「名作」を見てた時もあったが決して記憶はゴチャゴチャにならなかったのは銀幕スター達のおかげなのであるある。

原節子さんはまぎれもなく大女優だった。
だから死去なンて似合わない。
映画の中で永遠に生き続けてくれる美しき日本女子なのだよ。

素晴らしきかな


泉や